向け

全て 動詞 名詞
100,884 の用例 (0.02 秒)
  • その自宅に向けて登っていく道路の写真を、姉は僕にくれたことがある。 片岡義男『ラハイナまで来た理由』より引用
  • 階段を降りたふたりは、まっすぐに南口の商店街の入口に向けて歩いた。 片岡義男『七月の水玉』より引用
  • お前たちの頑是ない驚きの眼は、大きな自動車にばかり向けられていた。 有島武郎『小さき者へ』より引用
  • ホームズはゆっくりと歩きながら、屋敷の構造に鋭い注意を向けていた。 三上於菟吉『ライギット・パズル』より引用
  • だからどっちへ向けても人の魂と触れた感じはしなくなってしまったのね。 岡本かの子『豆腐買い』より引用
  • 食べるものの話が具体的に出ると、それに向けて行動を起こしたくなった。 片岡義男『物のかたちのバラッド』より引用
  • 半七はうつむいている女の顔をひき向けて、その灯の前に照らしてみた。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 日が暮れかかると、誰も彼も言い合わせたように南東の空に首を向けた。 海野十三『火星兵団』より引用
  • いまも母親はその晩のことを想い出し、ふっと不安な眼を二階へ向けた。 織田作之助『青春の逆説』より引用
  • 吉兵衛さんは鼻の先に皺を寄せて面白い視線を賀川市長に向けて語った。 賀川豊彦『空中征服』より引用
  • このことは小欲こそ理想へ向けての歩一歩であることを示すものです。 岡本かの子『仏教人生読本』より引用
  • 突然小さな仙台市は雷にでも打たれたようにある朝の新聞記事に注意を向けた。 有島武郎『或る女』より引用
  • 彼女は現実に背を向け、村の生活から希望を摘み取らうとする反逆者だ。 岸田国士『道遠からん 四幕』より引用
  • そこには又まる裸の子供が一人、こちらへ顔を向けて横になっていた。 芥川竜之介『玄鶴山房』より引用
  • そしてここにも、下の海に向けて降りていくための階段が、作ってあった。 片岡義男『物のかたちのバラッド』より引用
  • ついでに料理教室の経営者の家の前をとおり、バス通りに向けて坂を下りた。 片岡義男『物のかたちのバラッド』より引用
  • 鉄のような血の味を思い出しながら、私はナイフを男に向け、走りました。 植松真人『主よ、人の望みの喜びよ』より引用
  • 寺田は細君の生きている間競馬場へ足を向けたことは一度もなかった。 織田作之助『競馬』より引用
  • 私が入ると娘は急に起とうとしてまた居住いを直して顔を横に向けました。 国木田独歩『女難』より引用
  • 将校も兵士のところへよっていき、旅行者のほうへ顔を向けていった。 原田義人『流刑地で』より引用
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