向き

全て 名詞 動詞
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  • しかし、これが一般向きの店となってはなかなかそうもいかぬようである。 北大路魯山人『握り寿司の名人』より引用
  • 小さな門が道の向きにまるで関係のないような位置にすじかいに立っていた。 夏目漱石『三四郎』より引用
  • 本當に向きになつて それを聞いて居ると自分の眼にも涙が滿ちて來る。 千家元麿『自分は見た』より引用
  • 台座の周囲を何度か歩き、うしろ向きに歩いて彼は像から離れていった。 片岡義男『七月の水玉』より引用
  • その向きの人は自分の努力に何の価値をも認めていぬ人と言わねばならぬ。 有島武郎『二つの道』より引用
  • そこは高い所に北向きの小さな窓が一つしかない六疊ほどの部屋であつた。 下村千秋『天国の記録』より引用
  • やっぱり林町向きとは反対の方向にあるのも自然らしいと思って居ります。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 「まあ、そんな事はいいでしょう」お島は外方そっぽうを向きながら鼻で笑った。 徳田秋声『あらくれ』より引用
  • 夫人と向きあって、相変らず険しい眼をしてじっと何か考えていられる。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • けれども私がヘクトーの名前を呼んでも彼らはふり向きもしなかった。 夏目漱石『硝子戸の中』より引用
  • これらはいずれも実隆の家事向きに関係を有したこと宗祇同様であった。 原勝郎『東山時代における一縉紳の生活』より引用
  • 首のない大きなライオンが北向きに坐っているような姿をしている。 寺田寅彦『札幌まで』より引用
  • 風速によってとんぼの向きの平均誤差が減少するであろうと想像される。 寺田寅彦『三斜晶系』より引用
  • てて加えて沼南夫人の極彩色にお化粧した顔はお葬い向きでなかった。 内田魯庵『三十年前の島田沼南』より引用
  • 師と門下生とが、ひさかたぶりに水いらずで向きあっているのであった。 海野十三『火星兵団』より引用
  • 女はかう云ひながら続いて乗つて胴の間に腰をかけて省三と向き合つた。 田中貢太郎『水郷異聞』より引用
  • それはいいがその隣にガラスの蔽蓋おおいぶたをして西洋向きの日本書を並べたのがある。 寺田寅彦『丸善と三越』より引用
  • 下を向き続けて赤味の上った顔を擡げながら彼は板を持って卓子の前に来た。 宮本百合子『一つの出来事』より引用
  • 借金取りの顔が見えないように、あちら向きに寝ると少しは気が楽だよ。 太宰治『新釈諸国噺』より引用
  • 船自身が魂でもあるやうに驚いて向きをかへなかつたならば! 有島武郎『潮霧』より引用
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