向う

全て 名詞 動詞
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  • もう二十間も行けば向うへ指して上り得られるような所に流されて来た。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • 向うさんでいいつておつしやるんだから、それでいいぢやありませんか。 岸田国士『賢婦人の一例(一幕)』より引用
  • まあよい都合に向うに渡り切りましたがどうもその寒い事一通りでない。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • この二人がなんとなくシサイありげに同じ目的地へ向っているのである。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • しかし何も向うへ行って仲間入をしなければならぬということはあるまい。 魯迅『狂人日記』より引用
  • 同じ日のうちに、壁の向うとこちらとに、こんなことが起ったのでした。 バーネット・フランシス・ホジソン・エリザ『小公女』より引用
  • そして二度目の夢の場面には、例の硝子板の向うの部屋は使わなかった。 海野十三『不思議なる空間断層』より引用
  • 向うから挨拶でもされなければ、こつちから頭などさげるのは変である。 岸田国士『秋の雲』より引用
  • 向うから例の使ひのことを云ひだしはせぬかとの期待が手伝つてゐた。 岸田国士『泉』より引用
  • 何か向うからも云いたそうにして、これも意の如く言葉が出ぬらしかった。 江見水蔭『丹那山の怪』より引用
  • つまりそうした因果的な時間的な統一を事物に向って与えることである。 戸坂潤『科学論』より引用
  • そして案内してくれた少年とも別れてポカの方へ向って出かけました。 日本童話研究会『母を尋ねて三千里』より引用
  • 僕はそう思って、そのドアの方に向って、煙草をくゆらして待っていた。 大杉栄『自叙伝』より引用
  • するとレエン・コオトを着た男が一人僕等の向うへ来て腰をおろした。 芥川竜之介『歯車』より引用
  • それは、今日盛んに、この地球へ向って、信号を送っているからである。 海野十三『崩れる鬼影』より引用
  • その窓からでも、彼女等の顔は、向うの障子のガラス越しに見えるのだ。 大杉栄『自叙伝』より引用
  • ほーっと大きな吐息をまたついて、彼女は堤防の方に向って歩き出した。 岡本かの子『快走』より引用
  • 折角助けた娘は橋場へ行っているあいだに、向うで男が出来てしまった。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 自分が女に向ってしていることを静かに考えて見ることも出来た。 徳田秋声『黴』より引用
  • まもなく向うで自動車に乗ったらしく、音がしてそれが遠去とおざかっていく。 ルブラン・モーリス『奇巌城』より引用
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