吐息を洩らし

310 の用例 (0.00 秒)
  • 吐息をらしながら、竹中はふと佐藤の神経質そうな顔を眼に浮かべた。 高杉良『金融腐蝕列島(下)』より引用
  • 男たちは太い吐息をらし、やがてゆっくりと入口へ戻りはじめた。 半村良『回転扉』より引用
  • 「あんまり厄介なことではないといいのだけれど」彼女は吐息を洩らした。 ホーガン『巨人たちの星』より引用
  • こう言って、人の子に戻った検事は、目を天に向け、吐息を洩らした。 アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯(5)』より引用
  • 彼は頭をふると、彼女のデスクの端に腰をおろし、吐息を洩らして言った。 ガードナー/中田耕治訳『幸運の脚』より引用
  • るいとお吉が同時に小さな吐息を洩らし、東吾は成程と気がついた。 平岩弓枝『御宿かわせみ 31 江戸の精霊流し』より引用
  • ふうっ、と吐息といきらした途端とたん、今度は自分が誰かの視線を感じた。 吉野匠『レイン5 武闘会、開幕』より引用
  • 青嶋が、ナイフを左手に持ち替えながら感心した、という吐息を洩らす。 上遠野浩平『ぼくらは虚空に夜を視る』より引用
  • 水絵はじっとその様子を見つめ、九条は大きな吐息を洩らして天井を仰いだ。 吉村達也『ワンナイトミステリー7 「北京の龍王」殺人事件』より引用
  • ジャンが僕を含んだまま、その唇の合間から切なげな吐息を洩らした。 花村萬月『ゲルマニウムの夜 王国記』より引用
  • もう一度吐息を洩らしたとき、平四郎は自分の家の軒下に人影が動いたのを見た。 藤沢周平『よろずや平四郎活人剣(上)』より引用
  • 服越しに僕の体温が伝わるだけで、 茜子は吐息を洩らして身を震わせた。 暁works『るいは智を呼ぶ⑤ 茅場茜子』より引用
  • やがて彼は深い吐息を洩らして荒々しく寝室を出、ドアをしめた。 栗本薫『真夜中の天使1』より引用
  • ベントリーは一瞬無念の表情を示したが、やがてふっと吐息を洩らした。 ガードナー/池央耿訳『緋の接吻』より引用
  • 人々は一斉に感嘆の吐息を洩らしたが、その中には多少の恐怖の念もこもっていた。 福永武彦『風のかたみ』より引用
  • 千晶はほっと安堵あんどの吐息を洩らしたが、しかし彼女の安心はまだ早かった。 横溝正史『双仮面』より引用
  • しばらくの後、太い吐息を洩らして口をきったのは忠興である。 三浦綾子『細川ガラシャ夫人』より引用
  • 竜太も毛布を腹までかけて仰向あおむけに寝たが、ふと吐息をらした。 三浦綾子『銃口』より引用
  • 駅員が吐息をらして、ショウコの背中から尻にその大きな手をずらせた。 坂東眞砂子『13のエロチカ』より引用
  • 姫が手を置いたところで、聞えない程の吐息を洩らした。 福永武彦『風のかたみ』より引用
  • 次へ »