吐息を吐い

26 の用例 (0.00 秒)
  • 男は喉を鳴らし、長い時間かけて水を飲み干すと、満足の吐息を吐いた。 川又千秋『天界の狂戦士』より引用
  • 篝は、すぐには女の肌に唇をあてず、耳の後ろに、熱い吐息を吐きかけた。 梶山季之『女の警察』より引用
  • 上条は小さく吐息といきを吐き、アウレオルスの元へ爆発的に駆けようとする。 鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第02巻』より引用
  • そんな生き方が吾にできるだろうか、と男具那は思い、軽い吐息をいた。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 1 大和の巻』より引用
  • 会話が成り立ったことに心で大きな安堵あんどの吐息を吐きつつ、桜木は言った。 新堂冬樹『忘れ雪』より引用
  • 少将は吐息を吐き、焦点の合わない眼で遠くの方を見ていたが、やがて言った。 福永武彦『風のかたみ』より引用
  • 先程の少将の嘆息がうつったかのように、次郎は大きく吐息を吐いた。 福永武彦『風のかたみ』より引用
  • 安麻呂は勢いのいい相手の赤ら顔をうらやましそうに眺め、吐息を吐いた。 福永武彦『風のかたみ』より引用
  • 再び脇息にもたれて大きく吐息を吐きながら、少将は笛師に声を掛けた。 福永武彦『風のかたみ』より引用
  • 来るべきものが来た、という感動と悲哀とともに、安堵の吐息を吐いたであろう。 山田風太郎『戦中派不戦日記』より引用
  • ドアの陰で、ぼくを見つめて熱い吐息を吐くはずだったのに、ぼくに一瞥いちべつさえくれないのだ。 東海林さだお『ショージ君のぐうたら旅行』より引用
  • この教示けうじを、くびかたむけてつた酋長しうちやうは、吐息といききながらふたたくちひらいてふ。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 05 20080623』より引用
  • 後ろの八束やつか家のものもおなじ、みな動かず、白い吐息を吐く。 西野かつみ『かのこん 第10巻 ~おわりのはじまり~』より引用
  • 雄牛は、ぶすぶすと炎の混じった吐息といききながら、こちらを見据みすえている。 秋田禎信『魔術士オーフェンはぐれ旅 第01巻 「我が呼び声に応えよ獣」』より引用
  • 彼は立止ってそっと熱っぽい吐息を吐いてみようとした。 原民喜『飯田橋駅』より引用
  • 嬉しそうに言って、琥珀は唇をすぼめて吐息を吐きかけてきた。 奈須きのこ『月姫 アルクェイド・トゥルーエンド』より引用
  • そして私は満足の吐息を吐きましたが、それは母親の胎内から出て以来、嘗つて私の胸から出たことのないような、吐息でありました。 佐藤正彰訳『千一夜物語 09』より引用
  • と、深い吐息を吐きながら、風間はその時はじめて眼を見開いた。 横溝正史『血蝙蝠』より引用
  • ぼくの病室のドアの陰では、検温にやってきた白衣の看護婦が、やはり熱い吐息を吐く。 東海林さだお『ショージ君のぐうたら旅行』より引用
  • 見知らぬ人々を残して、この吐息といきくにあらねば。 トウェイン/大久保康雄訳『トム・ソーヤーの冒険』より引用
  • 次へ »