吐息をもらす

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  • という半次郎の言葉をきいたときには、おたみも思わず吐息をもらした。 池波正太郎『人斬り半次郎 幕末編』より引用
  • ユークリーブは光の中に静かに浮かんだそれに感慨深い吐息をもらした。 伏見健二『サイレンの哀歌が聞こえる』より引用
  • 鼻にかかったような吐息をもらし、カンナはひさぎの首に腕を回した。 嬉野秋彦『メフィストの魔弾』より引用
  • 大佐は椅子の背に身をもたせかけると、はじめて満足そうな吐息をもらした。 横溝正史『塙侯爵一家』より引用
  • 彼女は野々山の肩にのけぞった頭をもたせかけて、深い吐息をもらした。 勝目梓『夜のエージェント』より引用
  • 黒いコートを着た、体が半分しかない吸血鬼は、ほう、と吐息をもらした。 奈須きのこ『月姫 アルクェイド・ブリュンスタッド』より引用
  • 会心の吐息をもらしたのは、こちらの光景をしかと見てとったのだ。 山田風太郎『忍法帖3 伊賀忍法帖』より引用
  • 彼女は深い吐息をもらしたが、もうクーパーから目をそらさなかった。 ジョン・ヴァーリイ『ブルー・シャンペン』より引用
  • はあ、と切なげな吐息をもらして、アルクェイドはそんなことを言った。 奈須きのこ『月姫 黎明の月(アルクェイド・グッドエンド)』より引用
  • 三造はまた満足そうな吐息をもらしかけたが、その吐息は急に口のなかで凍ってしまった。 横溝正史『金田一耕助ファイル11 首』より引用
  • 緊張きんちょうに堪えられないような吐息といきをもらして、ボルカンが口を聞いた。 秋田禎信『魔術士オーフェンはぐれ旅 第01巻 「我が呼び声に応えよ獣」』より引用
  • 青爾はかすかに吐息をもらし、あなたは見かけによらず幼いんだな、と言った。 小池真理子『狂王の庭』より引用
  • 今も寮の奥で、お久良はその新吉を前にしながら、深い吐息といきをもらしている。 吉川英治『鳴門秘帖』より引用
  • ほっと安堵あんどの吐息をもらした途端に、またもや別の変な不安が湧いて出た。 太宰治『誰』より引用
  • 女はそれを見て大きく吐息をもらし、蒼白の顔が更に蒼くなった。 モーム/篠原慎訳『諜報員アシェンデン』より引用
  • 目にもやがかかり、それが晴れたとき、彼は胸の奥底からほっと吐息をもらした。 エリスン『世界の中心で愛を叫んだけもの』より引用
  • 歌い終わるとアルシータは吐息をもらし、すぐに腰をおろしてこう嘆いた。 チョーサー/繁尾久訳『精選カンタベリ物語』より引用
  • マルス伯爵が、長い吐息をもらしたのは、さらにしばしの沈黙のあとである。 栗本薫『グイン・サーガ 004 ラゴンの虜囚』より引用
  • それからホーッと大きな吐息をもらして袖で口をぬぐい、瓶を返した。 エディングス『マロリオン物語06 カランダの魔神』より引用
  • 残りの三人も、ふうっと吐息といきをもらすと、隠れん坊を続ける勇気を失ってしまった。 加藤幸子『夢の壁・北京海棠の街』より引用
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