吐息をつい

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  • 人の気配が去った天幕の内で、大牙は彼らしくない大きな吐息をついた。 井上祐美子『五王戦国志1 乱火篇』より引用
  • 短い吐息をついて俯いた伊三次に笑助はようやく不安を覚えたらしい。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 黒く塗れ』より引用
  • 伊三次はぼんやりとそんなことを考えながら、少し長い吐息をついた。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 さらば深川』より引用
  • 大きな吐息をついて路をよけ、あと見送って城太郎の瞳がまたひろがる。 山田風太郎『忍法帖3 伊賀忍法帖』より引用
  • 完全に掃除が終わった部屋を見回して満足そうにようこは吐息といきをついた。 有沢まみず『いぬかみっ!05』より引用
  • 不思議なほどに驚いた顔をしている純にうなずき、年輝は吐息をついた。 岩本隆雄『イーシャの舟』より引用
  • 彼らの姿が見えなくなって十分ほど経ってから、安堵あんどの吐息をついた。 貴志祐介『クリムゾンの迷宮』より引用
  • 言われて、少女はむっとしたようだが、あきらめたように吐息といきをついた。 吉野匠『レイン3 シャンドリス、侵攻す』より引用
  • 菜穂子はここからでは見えない畠の方角に視線を向けて、吐息をついた。 内田康夫『贄門島(にえもんじま)上』より引用
  • 彼はひとわたり歩いてきて、牧場の広さに満足し安堵の吐息をついた。 上西晴治『十勝平野(下)』より引用
  • 男は、眠りの中でとつぜん声をあげ、それから長いながい吐息をついた。 ムーア『暗黒神のくちづけ―処女戦士ジレル』より引用
  • ほの白く煙っている潮の灯を見ているうち、佐佐が軽い吐息をついた。 横光利一『旅愁』より引用
  • 伊三次が箸を取ると、お文は指先についた飯粒をねぶって吐息をついた。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 さらば深川』より引用
  • 草も土も空の雲さえ、みどりに酔って吐息といきをついているようであった。 山田風太郎『軍艦忍法帖』より引用
  • 美咲は深い吐息をついて、机に開いた数学の参考書に視線を落とした。 白井英『妖魔夜行 月に濡れた刃』より引用
  • 伊三次は黙りがちになった監物の横顔をそっと見て短い吐息をついた。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 黒く塗れ』より引用
  • 残された三人の新戦略専門家たちは一様に大きく吐息をついた。 山田正紀『謀殺のチェス・ゲーム』より引用
  • そこをパスすると真田は大きな吐息をついて本式に寝こんでしまった。 大藪春彦『野獣死すべし』より引用
  • 平介は太く長い吐息をついたが、それでもまだ安心するわけにはいかなかった。 東野圭吾『秘密』より引用
  • 竜太は再び召集令状を読み返し、大きく吐息をついて家の中に入った。 三浦綾子『銃口』より引用
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