吐息が洩れる

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  • 初女が「わかりました」と応えた時、伊三次の口から安堵の吐息が洩れた。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 君を乗せる舟』より引用
  • 同じような年頃としごろであり、環境かんきようなのに、こうも人柄ひとがらちがうものかと吐息といきれた。 平岩弓枝『ちっちゃなかみさん』より引用
  • 吐息といきが洩れるような声を立て、そのまますとんと身を任せてしまう。 吉野匠『レイン4 世界を君に』より引用
  • 長いこと口紅ルージュも塗っていないらしい干からびた唇の間から、細い吐息が洩れた。 菊地秀行『吸血鬼ハンター17a D-白魔山 上』より引用
  • 京塗りの椀のふたを取った途端、誰の口からともなく、ほうとでるような吐息がれた。 山崎豊子『華麗なる一族 中』より引用
  • そのたびに、客席の頭は上下左右に揺れ動き、感嘆まじりの吐息が洩れた。 難波利三『てんのじ村』より引用
  • あなたには信じがたいことと思われるでしょうが、この悲惨な仕事を続けているあいだじゅう、ずっと、ぼくの目からは一滴の涙も流れず、口からはただの一度も吐息が洩れませんでした。 プレヴォ/鈴木豊訳『マノン・レスコオ』より引用
  • その拍子に伊三次の口から長い吐息がれた。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 君を乗せる舟』より引用
  • 娘の口から吐息がれたのである。 高橋克彦『紅蓮鬼』より引用
  • 指の腹で圧迫するたびに、彼女の口からかすれた吐息がれ、くちびるが震える。 神崎京介『禁忌』より引用
  • 時折こっそりと、私に気遣うてひきつめたような吐息が洩れてくる。 壇一雄『リツ子 その愛・その死』より引用
  • 少し楽になったのか、父親の吐息がれる。 山田悠介『8.1 Game Land』より引用
  • 一同の口から絶望の吐息が洩れた。 菊地秀行『吸血鬼ハンター13 D-邪神砦』より引用
  • 期せずして二人の口から吐息がれた。 高杉良『呪縛 金融腐蝕列島II(上)』より引用
  • もう十五年近くも昔になるその山形の過疎村の強盗殺人放火事件が尾を曳いて、今の脅迫事件の背後にたち現われてきたのかと思うと、その時間の推移と輪廻の重さに、深い吐息が洩れたのであった。 南里征典『武蔵野薔薇夫人』より引用
  • 舌先を絡めながらも、彼女の口の端から吐息がれる。 神崎京介『禁忌』より引用
  • 自分がのどをふさがれたようで、長い吐息が洩れた。 円地文子『源氏物語私見』より引用
  • 口が大きく開いて吐息が洩れる。 井上堅二『バカとテストと召喚獣 03』より引用
  • 口が小さく開いて吐息といきれる。 井上堅二『バカとテストと召喚獣 03』より引用
  • 観客から不安の吐息が洩れた。 沢木耕太郎『一瞬の夏』より引用