名人上手

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  • 今の時代の名人上手でも、この邸の人たちにはかなわないくらいですよ。 田辺聖子『新源氏物語』より引用
  • しかし、パッとせぬ小藩だから、天下名題の名人上手は来てくれない。 坂口安吾『落語・教祖列伝』より引用
  • 世界のどの国の人が名人上手になつたところで、私らは大いに歓迎したいと思つてゐます。 佐藤垢石『呉清源』より引用
  • 名人上手と呼ばるゝ人も初作より世にもてはやさるゝべきにはあるまじ。 宮本百合子『婦人と文学』より引用
  • お目にかかった名人上手はすべてで六十人を越え、まとめた聞き書は千二百枚に上りました。 斎藤隆介『職人衆昔ばなし』より引用
  • 名人上手の心掛けはまた別なものだと私は心ひそかに石川氏の心持に敬服したことでありました。 高村光雲『幕末維新懐古談』より引用
  • 名人上手に先二ならがあるという評判であった。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • 気のきいた名人上手が山猿などを相手にするはずはない。 坂口安吾『花咲ける石』より引用
  • と口をそろえて語る名人上手を、ただ頭が古いホーケン的だと言ってみても始まりません。 斎藤隆介『職人衆昔ばなし』より引用
  • しかし、むかしの真剣勝負というものは、必ずしも剣の名人上手だけがするものではあるまい。 綱淵謙錠『幕末風塵録』より引用
  • 何事でも芸に秀でて名人上手と云われるものは何うも変人が多いようで、それも決して無理のない訳だろうと思われるんでございます。 鈴木行三『根岸お行の松 因果塚の由来』より引用
  • 名人上手という人がつかんでいる上達のコツには、領域を越えて共通するものがあるはずだという確信が、兼好にはあったのだろう。 齋藤孝『「できる人」はどこがちがうのか』より引用
  • 合理的、専門的訓練をうければ、だれでも名人上手になれるとは限らないのである。 芥川比呂志『決められた以外のせりふ』より引用
  • 難しい寄せをやさしく見せる、そこが名人上手の味である。 河口俊彦『人生の棋譜 この一局』より引用
  • 今日都会の料理店に来る材料は、来る前にもう死んで居るのである、如何に名人上手の庖丁でも死んだものを活かす訳には行かぬ。 中里介山『百姓弥之助の話』より引用
  • また、名人上手の世界ではその技術の後継者がなかなか見つからないのが共通の悩みになっているが、川島の場合にもそれがあてはまるであろう。 草柳大蔵『実力者の条件 この人たちのエッセンス』より引用
  • 何故なぜかというと、この位の名人上手同志の試合になると、勝負といってもほんの一か二分早く剣が届くか届かぬかで決まるものである。 直木三十五『巌流島』より引用
  • 江戸時代に本因坊道策により段級位制が定められ、名人が九段、上手が七段とされ、名人上手間の手合いであった準名人は八段とされた。
  • これからは古人の名作なり、また新しい今日の名人上手の人たちのものについて充分研究を致し、自分の思う所によっていろいろと工夫し、そうして自分の作をせねばならぬ。 高村光雲『幕末維新懐古談』より引用
  • 名人を九段、名人上手間を八段、上手を七段とし、以下二段差を1子とする段位制を確立した。
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