合し

全て 動詞 名詞
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  • もっとも彼は後にも先にも、一度しかその男と顔を合した事はなかった。 松本泰『P丘の殺人事件』より引用
  • それは東西南北の四つの街道がここで合している地の利を見てもわかる。 松本清張『赤い氷河期』より引用
  • つまり彼らは、それ以外に云うべき言葉を何一つ持ち合していなかった。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • 私はしや例の女性も来合してゐるのではないかとあたりへ眼をくばつた。 松永延造『アリア人の孤独』より引用
  • その後、なお集まった諸軍を合して、総兵力、ここに八万余と号された。 吉川英治『新書太閤記(十)』より引用
  • そして私はあいにくこの一つだけしかゲームの種を持ち合していない。 坂口安吾『私の探偵小説』より引用
  • 少女はまたまたたきもせず、この男の方を見つめて、細い咽喉のどを合している。 夏目漱石『満韓ところどころ』より引用
  • 二人は自家の門の前まで来たとき、また、言い合したように立ち止った。 室生犀星『童話』より引用
  • 昼の食事に顔を合した時にも、親子は言葉らしい言葉は、交さなかつた。 菊池寛『真珠夫人』より引用
  • 陸軍と海軍とが省部とも合して「国防省」をつくろうという構想である。 半藤一利『指揮官と参謀 コンビの研究』より引用
  • 三千石なら、士分の者と下人合して数十人を連れて出る定めになっている。 海音寺潮五郎『史談と史論(上)』より引用
  • 薄色の肩掛の胸にコートの両袖を合して、真白な顔をつき出していた。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • ぶつけ合してみたい気もして、連れて来るなら来いといっておいたのだが。 吉川英治『大岡越前』より引用
  • そして彼らは、云ひ合したやうに、深夜の疲れを最も怖れてゐるのである。 坂口安吾『勝負師』より引用
  • その時、刑事はふと葛飾が膝の上で両手を揉み合しているのを眺めた。 渡辺温『遺書に就て』より引用
  • その午後富子と顔を合した時、彼は一人胸を苦しめながらこう云った。 豊島与志雄『囚われ』より引用
  • それでも二人は言い合したように庭の奥の方へ歩き出した。 豊島与志雄『恩人』より引用
  • すると唐紙をぴたりとてて、向う側で三四人が声を合して笑い出した。 夏目漱石『門』より引用
  • おなじい内容は私のこれらの詩と相合してそして、初めて理解され得るやうに思ふ。 室生犀星『抒情小曲集』より引用
  • この推測は今度も七十歳を越した彼の経験にがっしていた。 芥川竜之介『古千屋』より引用
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