古今独歩

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  • 詩を作ることはどうだか知らねえが、詩の学問にかけては古今独歩だよ。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 足を手と同じように使う点においては彼は古今独歩である。 和辻哲郎『エレオノラ・デュウゼ』より引用
  • ここに風景画家としての巴水の古今独歩の境地が見て取られなければならぬ。 林望『テーブルの雲』より引用
  • が、芭蕉の付け合の上に古今独歩の妙のあることはまことに樋口氏の議論の通りである。 芥川竜之介『芭蕉雑記』より引用
  • その筆つきの軽妙にして自在なる事は、ほとん古今独歩ここんどっぽといふてもよからう。 正岡子規『病牀六尺』より引用
  • これで倦怠けんたいを起こさせないためには演奏者は実に古今独歩の名手でなければならないわけである。 寺田寅彦『連句雑俎』より引用
  • この事件はわがイギリスの、いや世界中どこを探してもおそらく古今独歩のめずらしい事件なんだから、君の記録にこの事件を加えてもらうのは大いにありがたいよ。 ドイル『マスグレーヴ家の儀式』より引用
  • 僕には、モオツァルトという古今独歩の音楽家に課せられた或る単純で深刻な行為の問題だけが見える。 小林秀雄『モオツァルト・無常という事』より引用
  • その発句のみではない、その文章がまた古今独歩である。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 僕には、モオツァルトという古今独歩の音楽家に課せられたある単純で深刻な行為の問題だけが見える。 小林秀雄『モオツァルト』より引用
  • 太閤秀吉の日本第一の英雄ということは許せるにしても、古永徳が日本一の画人、古今独歩の人ということは、まだ独断じゃありますまいか。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 古今独歩と大きく書いて、下に国北生と署名したのは、独歩が酔余すいよの達筆である。 小山内薫『芝、麻布』より引用
  • しかし何しろ古今独歩の鼻の表現の中に現われた、最も偉大不可思議なる神様達の因縁事でありますから、とても人智の及ぶところではありませぬ。 夢野久作『鼻の表現』より引用
  • 安然大師、現世では左様に古今独歩の大学者であったけれども、その前世ははなはだ薄徳なる一個の六部でありました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 一同が腹をかかえて笑い転げたというが、そうしたサ中にも仁三郎一流のヒョウキンな批判を忘れないところが正に古今独歩と云うべきであろう。 夢野久作『近世快人伝』より引用
  • ロシア民謡でも古今独歩と言われたが演技力も豊かで、ロシア・オペラ「ボリス・ゴドゥノフ」などは絶品であった等、たいていのことは読者も先刻ご承知であろう。 筒井康隆『不良少年の映画史 PART1』より引用
  • 支那シナの歴史の中で、東晋とうしん恵帝けいていは古今独歩の闇君あんくんと認められているが、或る年天下大いに飢え、万民穀乏こくとぼしと侍臣じしんが奏上した時に、そうか米が無いか、そんならシチュウでも食うことにすればよいのにとったそうである。 柳田国男『木綿以前の事』より引用
  • 宮廷において、玄宗や諸王の所有する名馬を相当描き、「古今独歩」であったと評されていた。
  • 長安は、鉱山の採掘経営については古今独歩の天才であった。 山田風太郎『忍法行雲抄』より引用
  • この講義は、八雲の怪談を考察するうえに、一つの重要な鍵となるべき所説であって、まだあまり誰もそういう方面に着目するもののなかった時代に、大学の講義の題目にこれをとりあげたのは、さすがに八雲らしい企てで、しかも創意と卓見がうかがえる点、古今独歩の感が深いのであります。 ハーン/平井呈一訳『骨董』より引用
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