口髭

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  • 私がいうと、口髭くちひげを生やした主は人差し指を立てて唇の前で横に振った。 坂東眞砂子『13のエロチカ』より引用
  • 彼はその頃の官員が皆そうであったように口髭を生やし詰襟の服を着た。 渡辺淳一『光と影』より引用
  • ただ、唯一違うのは、絵の男には口髭くちひげがたくわえられていたことだった。 今邑彩『暗黒祭(「蛇神」シリーズ最終巻)』より引用
  • 街路灯の光が横顔にしか当っていないが口髭を立てているように思えた。 中村正『元首の謀叛』より引用
  • その口髭と毛はそのため元気がなくなるようなこともございませんでした。 佐藤正彰訳『千一夜物語 09』より引用
  • だまって例のうすい口髭をなでながら、するだけのことをしてすましている。 芥川龍之介『羅生門・鼻・芋粥』より引用
  • たとえば口髭くちひげも生やしていましたが、これは付髭だったかもしれません。 高木彬光『検事 霧島三郎』より引用
  • 凶悪な眼といい、毛の荒い口髭といい、この男は驚くほど虎に似ていた。 ドイル/鈴木幸夫・鮎川信夫・内田庶・中尾明訳『シャーロック・ホームズ全集(下)』より引用
  • 口髭のある私に、思ひをかけてくれた兵隊さんの顔が忘れられませんつて。 林芙美子『谷間からの手紙』より引用
  • 肉の薄い頬と茶色の口髭くちひげとが、軍人というより法律家めいた印象を与える。 田中芳樹『タイタニア3 旋風篇』より引用
  • 口髭くちひげをきちんとんである様は、そんなに無頼ぶらいなものとも思われないが。 久美沙織『小説 エマ 2』より引用
  • 初老の、白い口髭の給仕が、うしろの部屋から出たり入ったりしていた。 クロフツ/田村隆一訳『樽』より引用
  • 口髭を立ててはいるがそれを取り去れば二十歳そこそこの顔付きだった。 中村正『元首の謀叛』より引用
  • 帽子の下に彼の顔が見え、口髭がはねあがり、血が頬に流れ落ちていた。 ヘミングウェー/高村勝治訳『武器よさらば』より引用
  • 仏像では、このように口髭だけを表現し、他のひげは表現しない例が多い。
  • そして、口髭の下の唇を咬みしめるようにして、あとの言葉をつづけた。 ハメット/宇野利泰訳『マルタの鷹』より引用
  • 黒々とした口髭くちひげ顎髯あごひげは、ほとんど頬骨のところまで生えあがっていた。 モーム/北川悌二訳『人間の絆(上)』より引用
  • 口髭の男はサイドドアを閉め、運転席に回りこんでエンジンをかけた。 吉村達也『トリック狂殺人事件』より引用
  • 嗜虐しぎゃく性に満ちた笑いが、カールされた口髭くちひげと、同じ色の瞳に浮かんでいた。 田中芳樹『アップフェルラント物語』より引用
  • すぐに、扉の中央にあるのぞき窓が開き、片目と口髭くちひげの半分が私を見た。 藤田宜永『野望のラビリンス』より引用
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