口惜しい

全て 形容詞
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  • 佐石の娘のために一生を棒に振ったと口惜しがる夏枝をみたかったのだ。 三浦綾子『氷点』より引用
  • 時間に正確なところを披露できぬのを、口惜しがっている様子であった。 カー/宇野利泰訳『帽子蒐集狂事件』より引用
  • あの男がまだ心のどこかにいて、ときどき顔を出すことが口惜しかった。 泡坂妻夫『湖底のまつり』より引用
  • 自分よりも、お菊さんの方が口惜しがっているのではないかと思われた。 上林暁/坪内祐三編『禁酒宣言 ―上林暁・酒場小説集』より引用
  • 口惜しそうにノゾキ屋は言うが、困った奴とは自分らのことではないか。 遠藤周作『ぐうたら人間学』より引用
  • だが、まだ口惜しさでも感じていると心に張りがあって生きてゆかれる。 平林初之輔『オパール色の手紙』より引用
  • ひとり息子だったものですから、どんなに口惜しかったかわかりません。 松本清張『高台の家』より引用
  • なら、あなたのその惨めさや口惜しさを彼らに返したっていいじゃない? 九里史生『SAO Web 0405 第七章02~転生Ⅱ』より引用
  • 口惜しいことに、われわれは羨ましそうな顔をしているに違いないのだ。 東海林さだお『東京ブチブチ日記』より引用
  • とまだそんなに口惜しがっている塩野の声が、もうよほど上の方でする。 横光利一『旅愁』より引用
  • 東吾は口惜くやしがったが、あの白い闇の中ではどうすることも出来なかった。 平岩弓枝『御宿かわせみ 17 雨月』より引用
  • しかし、それでしかないという自分の立場に、口惜しさを感じるのです。 富野由悠季『機動戦士ガンダムⅢ』より引用
  • なんだか馬鹿扱いにされているようで、お浜はいよいよ口惜くやしくなった。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 言ってから、しまったと思うと、テン様が口惜くちおしそうにこぶしふるえさせた。 高野和『七姫物語』より引用
  • 口惜くちおしいが、地図を持っていた瞳子に、連れていってもらった形になる。 今野緒雪『マリア様がみてる 31 マーガレットにリボン』より引用
  • お竹さんの目に、友より劣ると見えたことが、口惜しくてならなかった。 上林暁/坪内祐三編『禁酒宣言 ―上林暁・酒場小説集』より引用
  • 高校時代に出場出来なかった口惜しさが二十年たっても忘れられないのである。 永六輔『遠くへ行きたい』より引用
  • さっき、私に丁寧な口をきいてしまったのが、口惜しいのかも知れない。 伊岡瞬『いつか、虹の向こうへ』より引用
  • だから、セイラは口惜しさの中にあっても、それでいいのだろうと思う。 富野由悠季『機動戦士ガンダムⅢ』より引用
  • どんなに頑張がんばっても、令ちゃんみたいにはなれない自分が口惜くちおしかった。 今野緒雪『マリア様がみてる 24 仮面のアクトレス』より引用
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