口喧しい

全て 形容詞
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  • 女が口喧くちやかましいからといつて警察の手に引渡した男はない筈だ。 薄田泣菫『茶話』より引用
  • お柳はあさつから口喧しく台所を指揮さしづしてゐた。 石川啄木『鳥影』より引用
  • 私は口喧しい母の側をあまり好まなかったようである。 外村繁『澪標』より引用
  • 口喧しい爺さんから、何かにつけては怒鳴られてばかりいる菊枝ではなかったか? 佐左木俊郎『駈落』より引用
  • のみならず以来は長吉に三味線をいじる事をば口喧くちやかましく禁止した。 永井荷風『すみだ川』より引用
  • そのせいだろうけど、生理用品の始末について口喧しくいってたな。 野坂昭如『錬姦作法』より引用
  • やかましく、その口調にも愛想がないとの噂であった。 三雲岳斗『聖遺の天使』より引用
  • お柳は朝から口喧しく臺所を指揮さしづしてゐた。 石川啄木『鳥影』より引用
  • 届け物をしても、直接杜衡と会ったことはないが、口喧くちやかましい番頭がいたのを覚えている。 泡坂妻夫『折鶴』より引用
  • ぐれ出した鶴さんは、口喧くちやかましい隠居の頑張がんばっているこのしきいも高くなっていた。 徳田秋声『あらくれ』より引用
  • さぞかし彼の家にも、自分の女房のような口喧しい細君が、神経を尖らして待っているのであろう。 犬田卯『競馬』より引用
  • やまうへたかみからあたりを睨望みをろして、そしていつもなんとかかとか口喧くちやかましくつてゐました。 山村暮鳥『ちるちる・みちる』より引用
  • そして何をしたかと言えば、自分のし得ない行為を夫に、あるいは娘たちに託して、口喧くちやかましい厭な女になっていった。 森瑤子『別れの予感』より引用
  • 義母のまさは、嫁である彼女には厳しく、家事の一切に口喧くちやかましく干渉した。 梶山季之『現代悪女伝・欲望の罠』より引用
  • 今は、怠け者の、口喧やかましい爺さんとしての存在でしかなかった。 佐左木俊郎『駈落』より引用
  • それが今度の口やかましい改革さ。 藤沢周平『喜多川歌麿女絵草紙』より引用
  • 僕たちがこんなに口喧くちやかましいのも、何かというと暴れたがる人たちの青春を、なんとか現実へ軟着陸させるためじゃないか。 森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』より引用
  • おばあちゃんにはぼくたちのような孫がいてよかったよ、黎ちゃんとぼくがいなかってごらん、毎年毎年誰がこうして運んだり面倒見たりしたか、うちのおふくろなんざあ口喧くちやかましく辻褄つじつまの合わないことを云うばかりだ! 山本道子『ベティさんの庭』より引用
  • あすこのお婆さんと来たら、それこそ口喧くちやかましいんですから。 徳田秋声『黴』より引用
  • とにかく、先生に口喧しく叱りつけられたって、自分は、生徒でないし、生徒ほどにはこたえないね。 カフカ/谷友幸訳『城(上)』より引用
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