口吻

全て 名詞
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  • あの時より外には、こんな口吻こうふんで物を言う人を見たことがないのである。 森鴎外『青年』より引用
  • 体色はグレーで、口吻の形状が豚の鼻のような独特なものとなっている。
  • そういう口吻から察すると、この人はまだ昨夜の事件を知らないらしい。 横溝正史『仮面劇場』より引用
  • 都合によれば、してもいゝといふやうな口吻を洩らすことさへあつた。 加能作次郎『世の中へ』より引用
  • そのくせその怪物は、くちばしのような形をした長い口吻こうふんをもっていた。 海野十三『大宇宙遠征隊』より引用
  • 前上顎骨は口吻の前半を部分を構成する骨で、ここに五本の歯がある。
  • 森川はどうでもいいような口吻くちぶりだが、知らん顔をするわけにはいかない。 内田康夫『後鳥羽伝説殺人事件』より引用
  • いずれにしても歌は女性の口吻こうふんであること既に前賢が注意したごとくである。 斎藤茂吉『万葉秀歌』より引用
  • 彼はまた一回り小柄であること、口吻が長いこともその特徴に挙げている。
  • 口吻こうふんのあたりだけ、まだ黒い毛が残っているが、まもなく消えるだろう。 霞流一『ロング・ドッグ・バイ』より引用
  • 父親はようやく一人息子に、画才があるのを認めたような口吻だった。 梶山季之『族譜・李朝残影』より引用
  • あなたの口吻こうふんから察すればあなたは戦の中をただ通って来たに過ぎないようだ。 吉川英治『上杉謙信』より引用
  • 内々で伊太夫が何というか、それを聞いてみたいような口吻くちぶりであります。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 演劇とか映画とかいったものも、昔は批評家らしい口吻を弄したものである。 福永武彦『第二随筆集 遠くのこだま』より引用
  • 口吻から判断するところでは並ならぬ自信家であるように思えた。 鮎川哲也『戌神はなにを見たか』より引用
  • また、口吻と眼がやや離れて位置しているため、その分頭部と口がより大きい。
  • しかし蔡九の口吻くちぶりもその眉もすでに最初のときのご機嫌ではない。 吉川英治『新・水滸伝(三)』より引用
  • だが、高橋の様子や口吻くちぶりからみて、そんな事実は無いように思われた。 松本清張『事故 別冊黒い画集1』より引用
  • 彼女はとっておきのニュースを小出しにするような口吻くちぶりで答えた。 夏樹静子『紅い陽炎』より引用
  • そして殆ど大人の前に出た子供のような口吻こうふんで、声低く云った。 森鴎外『かのように』より引用
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