口さがない

全て 形容詞
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  • 口さがない新聞はそんな書き方で、早くも捜査の先行きの暗さを予告した。 内田康夫『後鳥羽伝説殺人事件』より引用
  • 口さがない連中が多くてね、私の精が強くてとり殺しちまったって言うんだよ。 篠田節子『レクイエム』より引用
  • 口さがない女御にようご更衣がそう噂するほど、前嗣はやつれて面変わりしていた。 安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(下)』より引用
  • 劇は批評家や口さがない人々の関心を惹きつけ多くの中傷を受けたが、公演が始まると大ヒットとなった。
  • しかしながら口さがないのが世の入の常です。 茅田砂胡『デルフィニア戦記 第05巻 「異郷の煌姫」』より引用
  • 夫と一悶着もんちゃく起こして、息子の所に逃げてきたボヴァリー老夫人にしても口さがない村人と同意見であった。 フローベール/白井浩司訳『ボヴァリー夫人』より引用
  • 口さがない狸たちの陰口が正鵠を射ていることもたまにはあろう。 森見登美彦『有頂天家族』より引用
  • 入院のその日から、葉子の名は口さがない婦人患者の口のにうるさく上っているに違いない。 有島武郎『或る女』より引用
  • 口さがないお局さまというものは度し難いものだが、話はさらに思いがけない方向へと進んでいった。 安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(上)』より引用
  • その事実を口さがない女友達から知ったものの、彼女は事を荒立てて今の生活を失うのは得策ではないという結論に達したのだ。 田丸公美子『シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ』より引用
  • 口さがない楽屋雀がくやすずめはよい事は言わないで、何かあると、緑の朝ですかねというような反語を用いた。 長谷川時雨『松井須磨子』より引用
  • といっても、ソースは告別式の会場で小耳にはさんだ口さがない噂話だけである。 法月綸太郎『生首に聞いてみろ』より引用
  • くちさがないパパの親戚は、ママは別に男をつくってその男と逃げたのだと口々に言った。 高殿円『カーリー 1 黄金の尖塔の国とあひると小公女』より引用
  • 口さがない世間の雑音からも私が守ってやろう。 樋口有介『枯葉色グッドバイ』より引用
  • 男の作家と二人きりで温泉に行ったことが知れれば、口さがない連中からどんな噂をたてられないとも限りませんし、ひいては縁談の障害にならないとはいえませんからね。 鮎川哲也『戌神はなにを見たか』より引用
  • 口さがないファンは、二村の大きな鼻に引っ掛けて「流行歌の鼻祖」と呼んでいた。
  • このとき口さがない者たちが、父が数多くの死刑判決を下していたため、処刑者たちの怨念だと云われ激怒した。
  • 長年の勤めを辞めて、資産家で有名な老作家の身のまわりの世話をし始めたとなれば、世間の口さがない人々は何を言い出すかわからない。 小池真理子『ひるの幻 よるの夢』より引用
  • ところで私は女中さんたちとも近づきになり、女中さんは口さがないものだから、御夫婦の間が円満でないことを訊きもしないのに教えてくれた。 福永武彦『加田伶太郎全集』より引用
  • 本堂や境内けいだいのあちこちに少人数の集団を作り、口さがない噂話うわさばなしを小声で続けている。 小野不由美『十二国記 魔性の子』より引用
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