口さがない女

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  • その事実を口さがない女友達から知ったものの、彼女は事を荒立てて今の生活を失うのは得策ではないという結論に達したのだ。 田丸公美子『シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ』より引用
  • 内宮へ行くには、いやでも口さがない女の群れの眼を浴びたり、たもとの用心をしながら歩かなければ行かれない。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • これはもはや口さがない女どもの耳うちでもなければ、泣きおとしの苦情でもなく、うそや中傷でもない、れっきとした手紙、文書である、つまり彼の娘と、彼を彼女からひきはなそうとしている連中との奸計かんけいの物的証拠である。 ドストエフスキー/工藤精一郎訳『未成年(下)』より引用
  • 口さがない女たちが、ミステリーを解明しようと、新婚まもない洋子のマンションに押しかけた。 森瑤子『クレオパトラの夢 世にも短い物語』より引用
  • 口さがない女たちの園で、定子はのびのびと毒気を培った。 万城目学『ホルモー六景』より引用
  • 彼女は、かねがね、大奥の、口さがない女たちが、宿下りの折々に、贔屓ひいきの役者と、ひそかに出逢いをして、日ごろの胸のむすぼれを晴らす、その時のたのしさ、うれしさを聴かされてもいた。 三上於菟吉『雪之丞変化』より引用