口ぎたない

全て 形容詞
44 の用例 (0.00 秒)
  • 「まったく君は馬鹿なことばかり言ってるな」と彼は口ぎたなく言った。 スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(下)』より引用
  • 向うのはじに寝ていたお婆さんが口ぎたなくお君さんをののしっている。 林芙美子『新版 放浪記』より引用
  • 赤児に乳をのまし乍らこんな風なことを口ぎたなく話しあつたりした。 島田清次郎『若芽』より引用
  • 夫人はそれを見て、ひどく怒って、小翠を呼びつけて口ぎたなく叱った。 蒲 松齢『小翠』より引用
  • 恐ろしい勢いで、口ぎたなくののしりながら、ぼくらの部屋へ入ってきた。 プレヴォ/鈴木豊訳『マノン・レスコオ』より引用
  • ときとしては面と向かって口ぎたなくののしるものさえあった。 パール・バック/大久保康雄訳『大地(2部)』より引用
  • すると一人の男がとある家の戸口から現われて、犬に向って口ぎたなくどなった。 アンダスン/山屋三郎訳『ワインズバーグ・オハイオ』より引用
  • しかしそんな場合に口ぎたなくののしらないだけでも人間の母親のある階級のものよりははるかに感じがよかった。 寺田寅彦『子猫』より引用
  • やがて警部が片脚をかかえたままとび出してきて、口ぎたなく悪態をついた。 フリーマン/大久保康雄訳『歌う白骨』より引用
  • この口ぎたない魔術師はいつも彼女をいらだたせるのだった。 エディングス『ベルガリアード物語5 勝負の終り』より引用
  • 彼女はまえからよくわたしには口ぎたなく小言をいって、これがわたしと彼女のあいだでは普通のことになっていた。 ドストエフスキー/工藤精一郎訳『未成年(上)』より引用
  • はじめはやさしい言葉をかけていたが、その後は口ぎたないののしりが口をついて出た。 ヴェルヌ/江口清訳『皇帝の密使(上)』より引用
  • しかも、まわりに寄ってくる女たちを口ぎたなくはねつけるのだ。 山田風太郎『おんな牢秘抄』より引用
  • などと、口ぎたなくののしられ罵られ、容易なことでは引上げてもらえない。 阿川弘之『山本五十六』より引用
  • しかし盲人は再び彼等がぐずぐずしているのを口ぎたなく罵った。 スティーブンソン・ロバート・ルイス『宝島』より引用
  • どんな意見にしろ、こうひどくいきり立って口ぎたない言葉を使わずにやれないものかね。 ジョイス/飯島淳秀訳『若き日の芸術家の肖像』より引用
  • 彼女は妹にどんなに口ぎたなくののしられても、黙々として立働いた。 横溝正史『不死蝶』より引用
  • この時また向こうのほうから、口ぎたなく雨宮君をののしる土屋氏の声が聞こえた。 横溝正史『蝶々殺人事件』より引用
  • 下層民に口ぎたなくののしられる一方、わたしは一人の参事官をつくっていたのである。 ルソー/桑原武夫訳『告白(下)』より引用
  • たまたま二人が同時に鍋の中に手をつっこんで一人が他の一人の邪魔をしたときには、口ぎたなくののしりあったが、それ以外は無言だった。 バローズ/佐藤高子訳『戦乱のペルシダー』より引用
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