取分け

全て 動詞 副詞
72 の用例 (0.00 秒)
  • 夏もすでに末枯うらがれかけたころで、ここは取分けの光にいつもかげがあった。 徳田秋声『仮装人物』より引用
  • 暴れ者をあつめた白柄組の中でも、彼の行動が取分けて眼に立った。 岡本綺堂『番町皿屋敷』より引用
  • 夏は水鉄砲と水出し、取分けて蛙の水出しなどはひどく行われたものでした。 岡本綺堂『我楽多玩具』より引用
  • 取分けてお勢が母親に孝順やさしくする、折節には機嫌きげんを取るのかと思われるほどの事をも云う。 二葉亭四迷『浮雲』より引用
  • 取分け私自身の聞出して書く材料が、一つとして先方に載つて居ない。 石川啄木『菊池君』より引用
  • 取分けて条野採菊老人はわたしを可愛がっていろいろのことを教えてくれた。 岡本綺堂『明治劇談 ランプの下にて』より引用
  • シリーズの中でも取分け武器や政策などの知識がないと理解できない細かい演出が散見される。
  • 取分け、芳年は血のりの感じを出すために絵の具に膠を使用している。
  • 取分けて此下宿の、私に気に入つたのは、社に近い事であつた。 石川啄木『菊池君』より引用
  • 取分けて私などは自分の経験があるだけに、人一倍にその労苦が思いやられます。 岡本綺堂『綺堂むかし語り』より引用
  • いつの代でもそうでしょうが、取分けてこの時代に主人が一旦暇をくれると云い出した以上、家来の方ではどうすることも出来ません。 岡本綺堂『三浦老人昔話』より引用
  • それをめいめいの皿に取分け、ピクニックでなければ見られぬうやうやしさで一同は食べた。 チェーホフ/小笠原豊樹訳『チェーホフ短編集「決闘」』より引用
  • 音組織が取分け複雑ではなく調的である瞬間も多いが、音選択の勘が冴えており聞き飽きない。
  • 取分けてお島は気を痛めて、近所の白山権現ごんげんへ夜まいりを始めた。 岡本綺堂『鷲』より引用
  • 取分けて此下宿の、私に氣に入つたのは、社に近い事であつた。 石川啄木『菊池君』より引用
  • どの人も勿論そうでしょうが、取分けてこの親子三人は「行末」という望みのためばかりに生きているようなものだったのです。 岡本綺堂『三浦老人昔話』より引用
  • 取分けて下町方面の青空に大きい入道雲のようなものが真白にあがっているのが私の注意をひいた。 岡本綺堂『火に追われて』より引用
  • そして、食卓の真ん中の、深皿から、彼の分にとってあったカツレツを取分けた。 モーパッサン/杉捷夫訳『ピエールとジャン』より引用
  • 取分けて新蔵の久我之助こがのすけとお三輪とは、これまでにわたしの観た団十郎や菊五郎の舞台以上にわたしを感激させた。 岡本綺堂『明治劇談 ランプの下にて』より引用
  • 取分けて下町したまち方面の青空に大きい入道雲のようなものが真っ白にあがっているのが私の注意をひいた。 岡本綺堂『綺堂むかし語り』より引用
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