取り調べること

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  • 大賀弥四郎の妻おたけと五人の子供はろくろく取り調べることもなく、大反逆人の妻子ということで、念子原ねんじばらはりつけにかけられた。 新田次郎『武田勝頼(一)』より引用
  • チベット仏教を調べるために、せっかくラサ府へ出て来たのに、世間のことばかり見て、その世間のことを取り調べる便宜は得ても、仏教を取り調べることのできんのは、誠に残念のことであると思っておりました矢先へ、そのことを聞いたものですから、その時の喜びは親に遇ったよりも、なお嬉しかったです。 河口慧海『チベット旅行記(下)』より引用
  • 控訴裁判所は法律審であるから、新たな証拠を取り調べることはせず、一審の事実認定を前提に判断を行い、更なる事実認定が必要な場合は地方裁判所又は行政委員会に差し戻す。
  • 巫蠱の乱の際に治獄使者として取調べを行なったが、その際首謀者と目された戻太子の孫・病已も逮捕され、丙吉が取り調べることとなった。
  • 忠次は家来に命じて、道のわきの藪をきり開き、仮の本陣を作り、そこで捕えられた男を取り調べることにした。 新田次郎『武田勝頼(二)』より引用
  • 生徒が集団で登校しているのに教諭が勢いよく門扉を閉めたこと、教諭は過去にも門扉で生徒のスカートなどを挟んだことがあること、などから教諭は門扉を閉めることの危険性を把握しながら安全を充分確認しなかったことが明らかになり、業務上過失致死の容疑で取り調べることとなった。
  • そして鑑識といえば、「職人集団には違いないが、ホシに手錠をかけることもない、取り調べることもない、また総監賞をもらう機会も少ない地味な存在」で、いわば縁の下の力持ちでしかなかった。 堀ノ内雅一『指紋捜査官 「1cm2(平方センチ)の宇宙」を解き明かした男の1万日』より引用
  • スクーナー船が捕らえられれば、司令官は船に乗り移り、コングレを呼び、さらにはその乗組員たちも取り調べることになろう。 ヴェルヌ/大友徳明訳『地の果ての燈台』より引用
  • 被疑者に複数の犯罪の嫌疑がある場合、複数の犯罪に対していちいち逮捕勾留を繰り返すべきとすれば、勾留期間が延びることになる被疑者にとってはむしろ不利益であって、本件の取り調べ中に余罪を取り調べることは、被疑者と捜査側のいずれにも便宜である。
  • 証拠方法とは、民事訴訟及び刑事訴訟において、裁判官がその五官によって取り調べることができる有形物をいう。
  • 社会的な知名度が上がり、大学教授令嬢との縁談が発生した井川が、自分の忌むべき異常性愛の相手が邪魔になって、その抹殺まつさつをはかった情況は濃くなったが、決め手がつかめていないために、重要参考人として出頭を求めて取り調べることになった。 森村誠一『精神分析殺人事件』より引用
  • あの船虫という女は、きのうから一応庄屋の家に監禁してあったのだが、夜になって代官所の畑上五郎から、使いとともに、七、八人の捕手とりてがきて、至急代官所で取り調べることがある、と連れ去った。 山田風太郎『八犬傳(上)』より引用
  • 本状受領後ただちに次の件を取り調べることを命ずる。 ツルゲーネフ/佐々木彰訳『猟人日記(上)』より引用
  • 旧幕府高官を取り調べることもなく梟首したことへの償いなのか、あるいは総督府最高首脳の大久保や西郷の間に「まずかった」という後悔があったのか、梟首を知った三井の三野村利左衛門が抗議したのか、いろいろ考えるむきもあるが、大音竜太郎に同行した渋川宿の問屋後藤八郎右衛門の日記に、謎を解くカギがあった。 星亮一『最後の幕臣 小栗上野介』より引用
  • あれから、幕府の最高裁判所ともいうべき〔評定所ひょうじょうしょ〕は、皆川石見守を取り調べることになり、石見守が病気中とあって、家老・浅野彦四郎ひこしろう側用人そばようにん・木村房之助ふさのすけへ出頭を命じた。 池波正太郎『剣客商売 15 二十番斬り』より引用
  • 証拠調べとは、訴訟法上の手続として、裁判所が書証や人証等の証拠を取り調べること、または、訴訟法上の手続として、訴訟当事者や証人が法廷で尋問を受ける口頭弁論期日のことをいう。