取り巻く

全て 動詞
2,363 の用例 (0.02 秒)
  • 山代は急に自分を取り巻いている周囲の闇が深くなったような気がした。 井上靖『崖(下)』より引用
  • そうしてそれを自分が今取り巻かれている秋の代表者のごとくに感じた。 夏目漱石『初秋の一日』より引用
  • わたしを取りいて寝台のそばに立っている人たちの顔も知らなかった。 マロ・エクトール・アンリ『家なき子』より引用
  • よく見ると天井に近く壁を取り巻いてさまざまの壁画が描かれてあった。 寺田寅彦『旅日記から』より引用
  • いま現在げんざい自分たちがしている行動も、そしてこの都市を取りく状況も。 雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス12 ブラック・アラベスク』より引用
  • 発行所は殆ど二階に取り巻かれて包囲攻撃を受けてゐるやうなものである。 高浜虚子『発行所の庭木』より引用
  • 火の神よりも大きな霊がこの家を取り巻いているとしか思えなかった。 池上永一『テンペスト1 若夏の巻』より引用
  • ほんとうの文字は一つの細い帯のような形で身体を取り巻くだけです。 原田義人『流刑地で』より引用
  • 彼は公園を取り巻いている道を通って、わが家のほうへと歩いて行った。 ドストエフスキー/中山省三郎訳『白痴(下)』より引用
  • 人の世も妖精の国も、自分たちを取り巻くひとつの世界だと感じながら。 谷瑞恵『伯爵と妖精 第14巻 誰がために聖地は夢みる』より引用
  • すると、自分を取り巻く六人の剣士を指揮しているような気分になった。 ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書4』より引用
  • 人に好かれる質だから、女性や文学青年に取り巻かれるのも無理はない。 福永武彦『第三随筆集 枕頭の書』より引用
  • そして、自分を取り巻いていた者たちも同じだったということをさとった。 香月日輪『妖怪アパートの幽雅な日常⑦』より引用
  • そのぼくたちを、いつの間にか多くの人が取り巻いて、眺めていたのだ。 眉村卓『不定期エスパー3』より引用
  • 火に取り巻かれた屋根の上でしきりに歌いながら踊っている人が見える。 永井隆『長崎の鐘』より引用
  • しかしそうやって心を取り巻く感情を棄てていった先に何が残るのだろう。 坂東眞砂子『旅涯ての地(下)』より引用
  • しかし天皇を取り巻く公卿の中に親王を支持する者はひとりも無かった。 新田次郎『新田義貞(下)』より引用
  • こだまが消えると闇と沈黙ちんもくがあたりを取り巻いて息がつまりそうになる。 山本弘/下村家惠子/友野詳『妖魔夜行 真夜中の翼』より引用
  • 特徴は頭から伸び、身体を取り巻くようについている白い布のようなもの。
  • 妻子に取り巻かれ町の人々に信頼されている現在の生活に感謝しよう。 中山義秀『碑・テニヤンの末日』より引用
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