収拾つか

32 の用例 (0.01 秒)
  • 統制力を失うと収拾つかない状態になる。 松本清張『黒の回廊』より引用
  • 四年ばかり前有島武郎が軽井沢でその生涯を終った時、朝子は佃との破綻が収拾つかなくなって非常に苦しんでいたときであったから、そのことから深い震撼を蒙った。 宮本百合子『おもかげ』より引用
  • ばあさんネタまで駆使し始めたからな、収拾つかなかった。 入間人間『電波女と青春男 第07巻』より引用
  • 禽たちは小舎を追われて脅え、昂奮し、それをお互に相乗しあって収拾つかないありさまだ。 田久保英夫『深い河』より引用
  • 男がいかに声らし、泣きわめいて「そんな事実はない」と叫んでも、いったん公表されると社会的地位は失う、家庭は崩壊する、もう収拾つかない。 田辺聖子『イブのおくれ毛 Ⅱ』より引用
  • いろいろな事象がそれ自身の収拾つかない課題の生々しい断面をむき出しながら、益々幅と量とをましながら奔流しつつ十二月が来ている。 宮本百合子『今日の文学の諸相』より引用
  • だいたい、これほど国民が毎日ためつすがめつする紙幣の肖像を、一にぎりの大蔵省の役人だけがきめてしまうのも僭越せんえつだと思うけれど、しかし世論などにきいたら、こんどは百家争鳴で収拾つかなくなるおそれがあり、まあいたしかたのないことかも知れない。 山田風太郎『死言状』より引用
  • 源氏はそれを見るとやはり気がかりで、時には宮をうとましく捨てたく思うものの、あいにくに、可愛さも募ってきて、われながら収拾つかぬ愛憎の感情をもてあましている。 田辺聖子『新源氏物語』より引用
  • すでに黒衣の宰相の天海僧正がおんのに、ふたり目の黒衣の宰相を出したら、収拾つかへんようになるぞう。 西風隆介『神の系譜Ⅱ 真なる豹』より引用
  • と促して、一座収拾つかぬさわぎになる。 田辺聖子『イブのおくれ毛 Ⅱ』より引用
  • フランスの映画プロデューサー、ラウール・レヴィがドニス・ド・ラ・パテリエール監督、アラン・ドロン主演で、1962年から撮影を進めていた大作『マルコ・ポーロ 大冒険』の製作現場が収拾つかなくなり、共同監督としてお呼びがかかる。
  • 収拾つかなくなるし。 竹宮ゆゆこ『とらドラ・スピンオフ3! 俺の弁当を見てくれ』より引用

収拾つか の使われ方