反響

全て 名詞
5,129 の用例 (0.03 秒)
  • その声はガランとした通りに何べんも反響してそれから闇に消えました。 宮沢賢治『ポラーノの広場』より引用
  • 気がつくとその金属的な騒音は耳の中いっぱいに反響しているのだった。 光瀬龍『墓碑銘二〇〇七年』より引用
  • 連載中から大きな反響もあり、石川社長も注目しておられたのであろう。 三浦綾子『細川ガラシャ夫人』より引用
  • 連載が始まってから寄せられた数多くの熱っぽい反響を耳にしたからだ。 読売新聞大阪社会部『警察官ネコババ事件 おなかの赤ちゃんが助けてくれた』より引用
  • 揺れた車の上で奥方が声を出すと、震えて奇妙な反響を伴って聞こえた。 田辺青蛙『生き屏風』より引用
  • それが彼の虚栄心に少しの反響も与えないのもまた明白な事実であった。 夏目漱石『道草』より引用
  • 不意に、わーんと洞窟に反響はんきょうするように、何かの音が小さく響いてきた。 雪乃紗衣『彩雲国物語 外伝 2 藍より出でて青』より引用
  • 無数の下駄の歯の音が日本的騒音で石の床から硝子の円天井へ反響した。 宮本百合子『未開な風景』より引用
  • かなら比較ひかくをされなければならないいまの学童がくどうたちの内奥ないおうからの反響はんきょうです。 宮沢賢治『『注文の多い料理店』新刊案内』より引用
  • それは助手が奥へ向って石を投じて見たその反響でも大概は判っている。 江見水蔭『月世界跋渉記』より引用
  • この映画が公開された時の大きな反響を予想して見せる者さえいた。 筒井康隆/横尾忠則『美藝公』より引用
  • まだ、玲夢の声が耳の中で反響しているかのように殷雷は耳の裏をく。 ろくごまるに『封仙娘娘追宝録02 嵐を招く道士たち』より引用
  • その声はずっとずっと以前に立てた音声の最後の弱い反響のようであった。 ディケンズ・チャールズ『二都物語』より引用
  • 気をつけてみるとその音はカヌーの船体を伝って反響しているのだった。 ニコル『C・W・ニコルの旅行記』より引用
  • ただ井戸の中で物を言つてゐるやうに、高い天井に反響するつきりでした。 宮原晃一郎『ラマ塔の秘密』より引用
  • 他には誰もいない教室に、その音が反響して、音緒は思わず身を縮めた。 大迫純一『ゾアハンター 02 ウリエルの娘』より引用
  • 政雄は反響があったと思ったので、三足みあしばかり右の方へ寄って待っていた。 田中貢太郎『女の怪異』より引用
  • それが狭い井戸の底で反響し、なおいっそう意味不明な声に変換される。 虚淵玄『沙耶の唄』より引用
  • 数しれない車の回転音が耳をみたし、反響し、鼻血が僕の両頬に流れた。 大江健三郎『死者の奢り・飼育』より引用
  • まっくらな道を行くと、足音がビルの壁に反響して、異様な音をたてる。 海野十三『爆薬の花籠』より引用
  • 次へ »