反撥

全て 名詞
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  • 他処者よそものが支配者になった、という反撥から暗殺されるのが落ちであった。 黒岩重吾『落日の王子 蘇我入鹿(上)』より引用
  • それは父親が自分たちを無視するのに反撥してのいつもの言いかただった。 筒井康隆『(「七瀬」三部作 1) 家族八景』より引用
  • 私とあなたとの結婚、それは本能的に私を反撥させるものを持っていた。 豊島与志雄『常識』より引用
  • だから寺の子であることには反撥したが、親父をますます好きになった。 永六輔『遠くへ行きたい』より引用
  • 労働者はその一つ一つのできごとに対しては、誰しも反撥しているんだ。 宮本百合子『道標』より引用
  • みんな疲れすぎていて、検査される屈辱に反撥はんぱつする力もないようだった。 クイーン/石川年訳『ローマ劇場毒殺事件』より引用
  • 春子は蔑んだような眼をして言ったが、かれは反撥もできず黙っていた。 吉村昭『一家の主』より引用
  • そのような言葉を口にする妻に、少しも反撥はんぱつできぬ自分が不思議であった。 吉村昭『法師蝉』より引用
  • しかし後述のようにトルーマンの二期目では南部は彼に反撥して分離した。
  • 劣等感から彼は権力にたいして反撥はんぱつ的態度をとっているにすぎなかった。 立原正秋『冬の旅』より引用
  • 伝統と格式がものをいう日本料理の世界で当初は大きな反撥を受けた。
  • メグレはある種の反撥を予期していたのだが、そういうこともなかった。 シムノン/矢野浩三郎訳『メグレとベンチの男』より引用
  • 仲が良かったとも考えられるが、また、反撥し合っていたかもしれない。 西村京太郎『終着駅殺人事件』より引用
  • しかし、わたしは反撥よりも魅力をはるかに多く感じさせられていた。 ダイン/坂下昇訳『グリーン家殺人事件(上)』より引用
  • おそらくこうした感情の反撥には何の根拠もないものかもしれない。 辻邦生『天草の雅歌』より引用
  • 私は彼女が私に反撥して、こんなことをいうのだということがわかっていた。 田村泰次郎『肉体の門・肉体の悪魔』より引用
  • 感情的な抵抗、反撥であるとするには、それらはあまりにも強靱きようじんである。 吉川幸次郎『中国の知恵』より引用
  • ところが尾崎を逮捕したことは政党政治家の閣僚のなかに反撥を招いた。 保阪正康『東條英機と天皇の時代(下) 日米開戦から東京裁判まで』より引用
  • 保は、何かの折唯物という言葉にさえ反撥したのを、伸子は覚えていた。 宮本百合子『道標』より引用
  • そういう新しい勢力に反撥した、ひとつのあらわれが藤原薬子の乱であった。 唐木順三『無用者の系譜』より引用
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