厳粛

全て 名詞
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  • その厳粛な調子は、今まで一度も彼女のことばに見られないものだった。 アンデルセン/神西清訳『即興詩人(下)』より引用
  • この生きた厳粛な相互関係をぬきにしてわたしたちの人生の発展はない。 宮本百合子『自我の足かせ』より引用
  • 如何なる分析もこの厳粛な魂のすがたを説明するわけにはいかぬと思ふ。 岸田国士『従軍五十日』より引用
  • 議論はすべて、みんなに関係のある厳粛な代表者としての戦いとなった。 ヘッセ/高橋健二訳『ガラス玉演戯(上)』より引用
  • 生命と生命との接触の問題は宇宙における厳粛なる偉大なる事実である。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • 彼の心にはすべてこう云う物語が厳粛な人生問題として映るらしかった。 夏目漱石『行人』より引用
  • 彼らにとっては、すべてはもっと厳粛でなけれはならなかったのである。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • 人の力というものがこんな厳粛な瞬間にはいちばんたよりなく思われる。 有島武郎『生まれいずる悩み』より引用
  • 彼の心にはすべてこういう物語が厳粛な人生問題として映るらしかった。 夏目漱石『行人』より引用
  • しかし、ほんとうの理由は、彼女が或る厳粛な人生をみたからであった。 山田風太郎『忍法鞘飛脚』より引用
  • 真正の幸福はかえって厳粛なる理想の実現に由りて得らるべき者である。 西田幾多郎『善の研究』より引用
  • その厳粛な態度は人々が待ちうけていた瞬間がついに来たことを示していた。 アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯(4)』より引用
  • 外部に知られたくない秘密を守って厳粛げんしゅくな沈黙を守っているかのようである。 横溝正史『死仮面』より引用
  • このときこそまったく厳粛な、そして最も希望に満ちた瞬間であったのだ。 ヘディン/岩村忍訳『中央アジア探検記』より引用
  • それは人間のそうした喜びや悲しみを絶したある厳粛な感情であった。 梶井基次郎『梶井基次郎全一巻』より引用
  • だから北沢にはもっと厳粛な一つの目的があらねばならなかったのだ。 小酒井不木『闘争』より引用
  • 万国公墓の霊堂で八人の葬儀委員によって極めて厳粛な墓前式があった。 内山完造『魯迅さん』より引用
  • 無重力空間で望みうるかぎり厳粛な雰囲気に近いものがここにはある。 森岡浩之『星界シリーズ 星界の断章 01 星界の断章 Ⅰ』より引用
  • このとしになるまで、知らずにいた厳粛な事実が在ったのでは無いか。 太宰治『女の決闘』より引用
  • これだけがこの厳粛な式の際に自分でもそれと覚えている唯一の失策だった。 ラム/平井正穂訳『エリア随筆』より引用
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