即ち

全て 副詞
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  • すなは成長期せいちようきにあつた少女時代しようじよじだい富士ふじ一人ひとり子持こもちになつたわけである。 今村明恒『火山の話』より引用
  • この車台は英国の物を輸入してそのまま使用したので即ち舶来品でした。 淡島寒月『銀座は昔からハイカラな所』より引用
  • 遙かその以前の金時代、即ち今より約八百年前に實行されたこともある。 桑原隲蔵『支那人弁髪の歴史』より引用
  • 少年時代とその周囲即ち自然にも、人間にも特別のものがなくてはならぬ。 小川未明『彼等流浪す』より引用
  • 即ち彼が自己の主觀のなかに苦しむことの、これが最後の姿なのである。 梶井基次郎『詩集『戦争』』より引用
  • 即ち技術の骨の如きもの、一層深く言へば美術の精神の如きものである。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • 即ち第一の場合が成立せずして第二の場合が成立することになる。 狩野亨吉『天津教古文書の批判』より引用
  • 即ち彼は才能ある人ではあるが、文学者としては恐ろしく無学であると。 河上肇『放翁鑑賞』より引用
  • 朝鮮役の前役即ち文禄の役中に於ては、この二つが最も大きい戦争であった。 菊池寛『碧蹄館の戦』より引用
  • 即ちそれには被害者自身の手で、次の如く走り書きされてあったのである。 大庭武年『旅客機事件』より引用
  • これは即ち私にとっては、西鶴は大坂人であったということを意味する。 織田作之助『わが文学修業』より引用
  • で向うから一タンガー即ち二十四銭の円銀えんぎんを取って四銭の買物をして来る。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • 即ち彼は当日電車に乗らなかったと云う事で殺人を否定しようとしている。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • 彼が指しほこらしている身分不相応の兵庫鎖の太刀は即ちそれであった。 岡本綺堂『小坂部姫』より引用
  • それは即ちお貞さんの心にある女としての重大な問題であつた。 今井邦子『水野仙子さんの思ひ出』より引用
  • 小胆ものだから自然に日本の現状即ち政治的関係に左右されたわけである。 石原莞爾『戦争史大観』より引用
  • 此球こそ此遊戯の中心となる者にして球の行く処、即ち遊戯の中心なり。 斎藤茂吉『子規と野球』より引用
  • そこで子の鶴千代丸即ち後年の氏郷は十三歳で信長のところへ遣られた。 幸田露伴『蒲生氏郷』より引用
  • これは前週の火曜日、即ち二月十三日の午後七時前後の事でございます。 芥川竜之介『二つの手紙』より引用
  • その筈である、当時から十七年、即ち前の場面より十年を経過してゐるから。 岸田国士『歳月』より引用
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