博覧強記

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  • その物語を読んで居ない私には、彼の説明がどの点まで正気であるやら分らないので、残念ながら、一応彼の博覧強記に降参しなければならなかった。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • みずからも博覧強記をもって知られていたから、この問い合わせを受けるや唖然あぜんとして左右に語った。 中村彰彦『明治忠臣蔵』より引用
  • 博覧強記で土俗学から印度哲学から言語学から何から何まで行くとして可ならざるなき底の学者であるが、専門は粘菌の分類である。 戸坂潤『日本の頭脳調べ』より引用
  • 支倉は記憶喪失どころか、博覧強記で極く些細なことでもよく記憶している。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • 流石さすが、博覧強記を以て自負してゐる先生にも、この名ばかりは何の事だかわからない。 芥川竜之介『手巾』より引用
  • 馬琴は博覧強記を称されもすれば自ら任じもした。 内田魯庵『八犬伝談余』より引用
  • 語り慣れた話でもあろうが、八十五歳にしてこの博引旁証ぼうしよう、博覧強記の様は、うろこの生えた怪物教師を思わせる。 草柳大蔵『実力者の条件 この人たちのエッセンス』より引用
  • ロンサールはしばしば自分に詩の手ほどきをしてくれた博覧強記のドラに対し謝意を示している。
  • 可愛いだけが取り柄の子どものくせに、彼は書籍に関する博覧強記ぶりを発揮して私を威圧した。 森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』より引用
  • しかし、持ち前の博覧強記を生かし、国立図書館、国立博物館などを設立した。
  • どちらかといえばそれは私の仕事であったからというばかりでなしに、博覧強記といわれている水野は、一つのことを調べだしたら、これまた無類の「こり屋」として私たちのあいだに知られていた。 金達寿『日本の中の朝鮮文化 01』より引用
  • 博覧強記と広い視野に支えられつつ大胆な推論を展開するため、通常の実証的な学者にはない魅力を持つが、批判されることも多い。
  • 江戸時代随一の物知り男曲亭馬琴きょくていばきんの博覧強記とその知識の振り廻わし方は読者の周知の通りである。 寺田寅彦『西鶴と科学』より引用
  • 池田先生はたいへんな博覧強記の方である。 矢口純『酒を愛する男の酒』より引用
  • 博覧強記とはこのことだった。 冲方丁『光圀伝』より引用
  • 北一輝は独学ではあったが、へたな大学の教授も及ばないほどの博覧強記で、その学の広さと深さは、多くの学者も感嘆するほどであった。 豊田穣『革命家・北一輝』より引用
  • あれだけ博覧強記でありながら、官位も名誉もない。 池上永一『テンペスト2 花風の巻』より引用
  • 絵だけでなく、武芸や禅、相撲、演劇にも通じ、かなりの博覧強記だったという。
  • しかし、同団体でユーモアが重視されているのは、深見の圧倒的な学識と博覧強記な知識に裏付けられた深い思想や教えがあるためでもある。
  • ただし、この小松が理想とするSFは、小松ほどの博覧強記な作家でしか、書き得ないともいえる。
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