単純

全て 名詞
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  • それは根本的な問題でもあるが、決して単純な問題とは云へないと思ふ。 岸田国士『地方文学の曙光』より引用
  • 事実の単純化によってのみ科学的概念は構成されるのでなければならない。 戸坂潤『科学方法論』より引用
  • 単純にこれを精神的なものと官能的なものとに分けてみてもはじまらぬ。 岸田国士『「女らしさ」について』より引用
  • その不思議な力を持った者は、決して、単純に運命とは呼ばれなかった。 宮本百合子『渋谷家の始祖』より引用
  • 暗いと明かるいとを問わず、いずれにしても単純なる感情は幸福である。 ホーソーン・ナサニエル『世界怪談名作集』より引用
  • 彼によれば存在の概念とは単純に自己同一的であることの概念に他ならない。 戸坂潤『現代唯物論講話』より引用
  • だが主張型は分析型が単純に置きかえられたものであってはならないのだ。 戸坂潤『思想と風俗』より引用
  • 例えば数学が物理学に較べてより単純でありより独立であるとしよう。 戸坂潤『科学方法論』より引用
  • 私は甚助の子供の気持より、はるかに単純で臆病なのを知るのであった。 宮本百合子『農村』より引用
  • 次郎自身にとって、およそ単純という批評ほど不似合な批評はなかった。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • 単純に個々の作家の才能の力で解決し突破することの出来ない柵がある。 宮本百合子『今日の文学の鳥瞰図』より引用
  • しかし意識現象はいかに単純であっても必ず観念の要求を具えて居る。 西田幾多郎『善の研究』より引用
  • それは決して機械文明の発達を羨むといふやうな単純な心理ではない。 岸田国士『日本人とは?』より引用
  • これが検閲官の最も単純な、そして第一に尽すべき義務なのであります。 岸田国士『仏国議会に於ける脚本検閲問題』より引用
  • 複雑極まっての単純な光の、透明な美しさは、透明すぎるのでしょうか。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 最も立派な形では複雑をきわめつくした単純さのうちにあり得るだけです。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 偶然とか、単純な一致とか何の動機もない自白などで決めてはならない。 中井正一『探偵小説の芸術性』より引用
  • 真の単純化はその内に無数の要素を含める体系的一であって数的一ではない。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • ほとんどその時の店の中心であつた彼は単純に身を退くわけには行かなかつた。 岡本かの子『老主の一時期』より引用
  • 皆出来る丈け単純化された者である、何かをシンボルしたものである。 岡本帰一『自刻木版画に就いて』より引用
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