卓子

全て 名詞
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  • やがて、彼は側の小卓子テーブルの引き出しから一枚の白紙と鉛筆をとり出した。 宮本百合子『或る日』より引用
  • めずらしくだれもいない室に首をかしげつつも、奥の卓子に本を置いたときだった。 雪乃紗衣『彩雲国物語 02 黄金の約束』より引用
  • 昨夜の招宴に於て、同じ卓子に就いた人たちから聞いた話をノートする。 井上靖『私の西域紀行(上)』より引用
  • 見ると、向うの卓子の上の大きな硝子鉢に、金魚が四五匹はいっていた。 豊島与志雄『金魚』より引用
  • 後には得意の税関吏ワイトマンと、傷だらけになった丸卓子とが残った。 海野十三『軍用鼠』より引用
  • 幾列も並んでいる長い卓子の一隅で、若い看護婦が帳面に何か書いている。 宮本百合子『モスクワ日記から』より引用
  • 机の上に硯箱があり、机か卓子かの抽出に印刷した紙がはいっている。 豊島与志雄『道化役』より引用
  • 彼女が卓子に向って腰掛けている姿は、どっしりとしていて美しかった。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 中巻』より引用
  • と言ううちに私は立上って、卓子の端に両手をついてお辞儀をした。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • 床はいうにおよぱず、卓子や椅子のうえもいろんなものが散乱している。 森岡浩之『星界シリーズ 星界の戦旗 02 守るべきもの』より引用
  • 女はお茶を注いで卓子の上に置くと、そのまま隣りの部屋に入って行った。 上西晴治『十勝平野(下)』より引用
  • 私は立上って、わざと様子ぶって五十銭玉を二つ卓子の上に置いた。 豊島与志雄『黒点』より引用
  • 隅の卓子テーブルでは二人の青年が鼻を突合せて何事か熱心に喋合っていた。 松本泰『緑衣の女』より引用
  • 弁天の視線は、西洋卓子の上にある二つの達磨の間を行ったり来たりする。 森見登美彦『有頂天家族』より引用
  • 次の皿が出てくるのを待ちかねている様子で卓子を見つめている。 森岡浩之『星界シリーズ 星界の戦旗 04 軋む時空』より引用
  • 彼は黙って足を引き摺って、家の中に入って来て、卓子の前に腰を降した。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 下巻』より引用
  • そして紫檀したんに似た材で作ってある大きな角卓子テーブルが、その中央に置いてある。 海野十三『蠅男』より引用
  • 卓子の上には次の鉱物の時間に使う標本や道具類が雑然と並んでいる。 中島敦『狼疾記』より引用
  • そういうと、正雪は石の卓子に手をかけて、しずかにそれをまわし出した。 山田風太郎『外道忍法帖』より引用
  • そして卓子の上と彼女の帯の薬玉くすだま模様とに、視線を往き来さしていた。 豊島与志雄『道化役』より引用
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