卓子の方

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  • そして私の方へは目もくれないで真直に四角い卓子の方へ歩いて行った。 豊島与志雄『蠱惑』より引用
  • 彼は待ちかねたという面持おももちで、二人を大きな卓子テーブルの方へ案内した。 海野十三『蠅』より引用
  • ターネフは、二人にいって、自分で、室のまんなかにある卓子テーブルの方へ椅子をもっていった。 海野十三『爆薬の花籠』より引用
  • くまで悠々ゆうゆうと落付きを見せて、卓子の方へ近づき、二人を背にして腰を下ろした。 海野十三『不思議なる空間断層』より引用
  • 亭の中に並べられている卓子の方へ行って茶を飲むでもなく、釣竿を借りてきて楽しむでもなく、また釣人たちの方を見てるのでもありませんでした。 豊島与志雄『白塔の歌』より引用
  • 彼は石炭を足し、卓子の方を一目見て、晩飯はいらないと思った。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 下巻』より引用
  • ドオスは、夫らしく、勝手に自分で卓子の方に椅子を引き寄せた。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 下巻』より引用
  • その鶴彌氏は、そこにある皮椅子に腰かけ、左手を小卓子の方へ出して、ぐっすり睡っているように見えた。 海野十三『地獄の使者』より引用
  • 提督は、二、三歩歩いて、卓子テーブルの方へ近づいた。 海野十三『浮かぶ飛行島』より引用
  • 卓子テエブルの方へ寝返り、首をねじった魔利の眼が、タオルの滝の上を越して硝子ガラス戸へ行った時、魔利は思わず半身を起した。 森茉莉『贅沢貧乏』より引用
  • がその時昌作は、自分の心を曝すのが堪え難くなって、咄嗟に、殆んど滑稽なくらい突然に、卓子の方へ向き直りながら云った。 豊島与志雄『野ざらし』より引用
  • モレルは上衣を脱いで、自分がいつも腰掛ける安楽椅子を卓子の方に引っ張って行き、どすんとその中に体を沈めた。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 上巻』より引用