卓子に頬杖

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  • 簡単なものなら出来ると云ふので、直吉は吻として、卓子に頬杖ついた。 林芙美子『瀑布』より引用
  • そして原稿紙の一っぱいちらばって居る卓子に頬杖をつきながら小声にふとからからと湧いて来る歌を口ずさんで居た。 宮本百合子『芽生』より引用
  • 由比張孔堂正雪は、石の卓子に頬杖ほおづえをついていた。 山田風太郎『外道忍法帖』より引用
  • 短くなった葉巻を灰落しの達磨の口へ突込んで、背中を丸めて、卓子に頬杖を突いたが、その時にジロリと私を見た狡猾ずるそうな眼付と、鼻の横に浮かんだ小さな冷笑と、一文字に結んだ唇の奥に、何かしら重大な秘密を隠しているらしい気振を見せた。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • 短かくなった葉巻を灰落しの達磨だるまの口へ突込んで、背中を丸めて、卓子テーブルに頬杖を突いたが、その時にジロリと私を見た狡猾ずるそうな眼付と、鼻の横に浮かんだ小さな冷笑と、一文字に結んだ唇の奥に、何かしら重大な秘密を隠しているらしい気振けぶりを見せた。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • 私は卓子てえぶるに頬杖をしながら差し迫つて考へなければならない用件のために、時々眼を瞑るのであつたが、ほかほかとするあまり快い陽気の加減か、頭の中はたゞ涯しもなく明るいやうな混沌の燻りが厭に長閑に棚引いてゐるだけだつた。 牧野信一『熱い風』より引用