卓子に肱

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  • 卓子に肱をつき、ぼんやりしていた彼は、悠々ゆるゆる立って居間に入って仕舞った。 宮本百合子『或る日』より引用
  • 今時分、自分を天幕の外から隙みしている者があろうなどとは夢にも知らず、若者はくつろいだ風で卓子テーブルに肱をついていた。 宮本百合子『古き小画』より引用
  • そしてみんなの喝采のうちに、それでも誰も立上らないので、その向うの席に一人でぼんやり、卓子に肱をついてる岸本の方へ、眼を移してきた。 豊島与志雄『田舎者』より引用
  • 平四郎は語尾を一寸かし、卓子テエブルひじを突いた右手に煙管きせるを長い嘴のようにつき出し、うろんな、煙を纏わせた横顔を庭の方へ、らせた。 森茉莉『贅沢貧乏』より引用
  • 有吉等の一群の横に、高張の柱の影を受けた暗がりに、杉本浩は、卓子に肱をついて、ウイスキーの瓶を引寄せて、無言で、夢想に耽っていた。 豊島与志雄『傷痕の背景』より引用