卓子に両肱

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  • 俺はそこに腰を下して、卓子に両肱をつきながら、ぼんやり煙草を吹かした。 豊島与志雄『神棚』より引用
  • 長い長いふるえた呼吸いきを腹の底から吐き出しながら、大卓子テーブルに両肱を突いた。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • 暫くして、三英が小鳥のような眼付をしてやって来ますと、元は卓子に両肱をついて掌で頭をかかえていました。 豊島与志雄『三つの嘘』より引用
  • 愈々図書館生活に別れを告げることになった時、私は坐り馴れた卓子に両肱をついて、深い感慨に沈んだのだった。 豊島与志雄『溺るるもの』より引用
  • 私は日本酒や洋酒や珈琲などを、その時々の気分によって、ちびりちびりなめながら、彼女は卓子に両肱をつきながら、別に話をしたり冗談口を利き合ったりしようという気もなく、多くは遠慮のない沈黙のうちに、側目はためにはいい仲とでも見えそうに、ただぼんやり微笑み合っていた。 豊島与志雄『月かげ』より引用