卓子

全て 名詞
1,688 の用例 (0.02 秒)
  • 椅子と卓子のある客間の窓からは五六町の距離にある港の入口が見えた。 きだ・みのる『道徳を否む者』より引用
  • 夕食の時、少し遅れて食堂へ入ると、もう例の二人は卓子に着いていた。 大倉燁子『妖影』より引用
  • そして私の方へは目もくれないで真直に四角い卓子の方へ歩いて行った。 豊島与志雄『蠱惑』より引用
  • と叫ぶと眼がくらみそうになった私は、思わず大卓子テーブルの上に両手を支えた。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • 彼女は、網で出来た買いもの袋と、幾つかの紙包みを卓子の上に置いた。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 上巻』より引用
  • するとそのとき卓子の上に何か写真みたいなものが置いてあったわ。 横溝正史『芙蓉屋敷の秘密』より引用
  • この次から、卓子の上に置いても汚れないような完全容器に入れて来い。 海野十三『軍用鼠』より引用
  • 下を向き続けて赤味の上った顔を擡げながら彼は板を持って卓子の前に来た。 宮本百合子『一つの出来事』より引用
  • 喬の部屋はそんな通りの、卓子テーブルで言うなら主人役の位置に窓を開いていた。 梶井基次郎『ある心の風景』より引用
  • 喬の部屋はそんな通りの、卓子テーブルで云うなら主人役の位置に窓を開いていた。 梶井基次郎『梶井基次郎全一巻』より引用
  • それは真中の卓子テーブルの上へ裸蝋燭はだかろうそくを一本立てて置いてあるのであります。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • ヘンリーは無造作に卓子の上に腰をおろすと、客用の煙草に火をつけた。 横溝正史『悪魔の設計図』より引用
  • 淑子と千葉はその中で席を見つけようとしたが、どの卓子も満員である。 遠藤周作『協奏曲』より引用
  • そして彼は写真器を自分の室の卓子の上において、また飛びだしていった。 豊島与志雄『椎の木』より引用
  • 客間の八畳には二つのソファと卓子と椅子、次の六畳が食堂になっていた。 きだ・みのる『道徳を否む者』より引用
  • そいつらは私の卓子テーブルのぢき傍で、生ビール一杯を三十分もかけて飲んでゐた。 中原中也『散歩生活』より引用
  • 二人とも頻りに酒の卓子テーブルに手を出したが、その出し方は銘々で違っていた。 ディケンズ・チャールズ『二都物語』より引用
  • 藤棚の下の、一番よい場所の卓子テーブルを占領して、子供達は二人を待っていた。 菊池寛『貞操問答』より引用
  • 彼は室のすみ卓子テーブルの上に、手のついた真黒い四角な箱を発見したのだ。 海野十三『蠅』より引用
  • 通路に屯営とんえいして卓子テーブルくのを狙っている伊太利イタリー人の家族れがあった。 谷譲次『踊る地平線』より引用
  • 次へ »