半分を蔽う

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  • 半白の髪を肩に波打たせ、胸まで垂れているひげは顔の下半分をおおうていた。 海音寺潮五郎『平将門 上巻』より引用
  • 神谷文子は、その髪で、意識して、顔の右半分を蔽うようにしている。 西村京太郎『夜が待っている』より引用
  • どういう訳か、この前と違って、後ろに束ねてあった髪を、顔のほとんど左半分をおおうように前へ垂らしている。 石原慎太郎『化石の森』より引用
  • 痣蟹仙斎の、あの顔半分をおおう蟹のような形の痣が目の前に浮んでくるようだった。 海野十三『恐怖の口笛』より引用
  • 相当に年を経た桐の木と見えて、幹などは太く頑丈であって、茶緑のよろいでも着ているようであったが、その前に丈の高い八手やつでの木があって、その広い葉で桐の木の幹の、下半分を蔽うていた。 国枝史郎『娘煙術師』より引用
  • おどろな髪が乱れかかって上半分をおおうている顔も、わずかにたふさぎ一つに腰のあたりだけをかくしているからだも、腫物はれものかさぶたヽヽヽヽだか、どろだか、はだのところどころを蔽うて、目立ってきたない乞食であった。 海音寺潮五郎『平将門 上巻』より引用