半信半疑の気持

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  • 正直にいって、私たちはあの瞬間まで、小原に対して半信半疑の気持でした。 本田靖春『誘拐』より引用
  • 半信半疑の気持でいるから、しゃべったら聞いておいてやろうという下心も動いた。 松本清張『かげろう絵図(下)』より引用
  • 半信半疑の気持で、二人が帰ってみると、先に帰っていた二人が仲よく肩を押し並べて彼等を迎えた。 渡辺温『花嫁の訂正』より引用
  • 友田君戦死の通知を受けて、かねて覚悟はしてゐたことながらまだ半信半疑の気持である。 岸田国士『戦死した友田恭助氏』より引用
  • 長期間にわたる半信半疑の気持から解放されて、わたしがもとどおりになれることはほとんど確実になった。 バローズ『火星シリーズ09 火星の合成人間』より引用
  • などと半信半疑の気持だった。 赤瀬川原平『ごちそう探検隊』より引用
  • 若い警官の佐々木巡査ささきじゆんさは、進の話をきいて、半信半疑はんしんはんぎの気持ながら、それでもおおいに興奮こうふんしていた。 横溝正史『姿なき怪人』より引用
  • それに自分だけで見るのは、なんだかはばかられるような感じであったので、俶は「お兄ちゃんが芝居をやって見せてくれるんだって」と長屋の子供たちを呼び集め、半信半疑の気持で渡辺の家の玄関へ行った。 長部日出『鬼が来た 棟方志功伝(上)』より引用
  • わたしは、呆然自失となり、ながいこと半信半疑の気持で、これはどこかの神さまのしわざであろうか、それとも草の汁液のせいだったのであろうかと、その原因をいろいろ考えてみた。 オウィディウス/田中秀央・前田敬作訳『転身物語(下)』より引用
  • 耕吉は半信半疑の気持からいろいろと問訊といただしてみたが、小僧の答弁はむしろ反感を起させるほどにすらすらとよどみなく出てきた。 葛西善蔵『贋物』より引用
  • まさか、と半信半疑の気持だった。 藤堂志津子『ジョーカー』より引用
  • 追い立てられて、不承々々に、二人は氷沼家を出ると、牟礼田にも半信半疑の気持で、いつもの店にまで辿りつき、ボックスに腰をおろしたものの、あまりにもいまの光景は生々しすぎて、興奮は去らない。 中井英夫『虚無への供物』より引用
  • 城田は、半信半疑の気持でいる。 吉行淳之介『美少女』より引用