半信半疑の思い

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  • この驚くべき話に、私はしばらく半信半疑の思いでいたが、時間がたつにつれ、どうしても組幹部本人の話を聞いてみたくなった。 吾妻博勝『新宿歌舞伎町 新・マフィアの棲む街』より引用
  • ランチの搭乗員は折笠征人だとの報告を受け、半信半疑の思いで射撃中止を令してからまだ二分と経っていない。 福井晴敏『終戦のローレライ(下)』より引用
  • また半信半疑の思いが吹きとぶのを感じた。 山田風太郎『忍法帖7 魔界転生 下』より引用
  • 亜由子は半信半疑の思いで聞いていた。 藤堂志津子『藤堂志津子 恋愛傑作選』より引用
  • 片山は半信半疑の思いでここまでやって来たのだが、汐見の、青ざめた緊張にこわばった顔つきを見ると、冗談じょうだんでも何でもないのだと知った。 赤川次郎『冬の旅人』より引用
  • 原口と小谷のその夜の話には、多分に謎めいた部分やあいまいなところなどがあって、又左衛門は半信半疑の思いをしたのだったが、それからさらに半月ほど経って、城中で月の最後の五の日の会議が終わったあとで家老の佐治庸助に声をかけられたとき、又左衛門は卒然と原口の言葉を思い出すことになった。 藤沢周平『風の果て(下)』より引用
  • 監督第一作のこの鮮やかな画面に、アラカンは「う~ん、ひょっとすると大物やないか」と半信半疑の思いだったという。
  • 翌々日、半信半疑の思いで山岡邸を訪れたおみよは、古いながら大きな構えと、ひびいてくる竹刀の音にどぎまぎし、いくたびか帰りかけたが、とうとう思い切って、言われた通り、正面玄関から声をかけたが、足は半分逃げ足になっていた。 南條範夫『山岡鉄舟(三)』より引用
  • ナティラの表情の中に、半信半疑の思いがよみ返り、しだいにその姿を整えていく様子を、カークは見て取った。 ジェイムズ・ブリッシュ『08 パイリスの魔術師』より引用
  • 洪は、半信半疑の思いで、なお行くと、なるほど、ここはまだ龍虎山の七、八合目あたりだったのか、巍然として、古塔の聳えを中心に、一郭の堂廟伽藍が、望まれだした。 吉川英治『新・水滸伝(一)』より引用
  • 翌日は粉雪が散らついたが、穴井貞義、穴井恵、高野展太の三人は知幸の指示のまま、半信半疑の思いで玖珠迄出向いて行った。 松下竜一『砦に拠る』より引用