半信半疑のうち

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  • 半信半疑のうちに、この生物線の研究はどんどん進んで行った。 中谷宇吉郎『千里眼その他』より引用
  • 半信半疑のうちはよかったが、事実であると分ってみるとやはり気持ちがよくないのでしょう。 大倉燁子『青い風呂敷包』より引用
  • 半信半疑のうちに一ヶ月待つて見た。 長塚節『隣室の客』より引用
  • で、私は親身の親の云うこともまさか嘘だとも思えず、さりとて新さんがそんなことをしたとも思えないで、半信半疑のうちにこのことのなりゆきを見ていたのである。 宮本百合子『貧しき人々の群』より引用
  • それともお新の云うように、いい加減のこしらえ事をして何処かの色女のところに隠れ遊びをしているのかと、お徳は半信半疑のうちにその夜をあかした。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 自分は半信半疑のうちに、北里の培養でもって、動物実験をやらせてみたところ、疑いもなく破傷風固有の症状を発した。 飯沼和正『あるのかないのか? 日本人の創造性』より引用
  • 私たちはそのまま馬車のほうへとって返したが、あとに残されたランス巡査は、半信半疑のうちにも、心中大いに不愉快ふゆかいだったことであろう。 ドイル/延原謙訳『緋色の研究』より引用
  • 彼らとの接触を通して、半信半疑のうちに未知の領域に踏み込んでゆく高坂は、直也の死を食い止められなかった悔悟に悩みつつ、新たな認識に到達することで報われるのである。 宮部みゆき『龍は眠る』より引用
  • ジェサップに嫌疑をかける最も優力な点は、裏口の錠の開閉に関するものであり、スキールが自分でその出入りを巧妙にやってのけた手口を証明できるとヴァンスが明言したときに、マーカムは半信半疑のうちに、一緒についていくことに同意した。 ダイン/瀬沼茂樹訳『カナリヤ殺人事件』より引用