半ば

全て 名詞
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  • それは批評的な半ば科学的な方法で事件を論じようと試みたものだった。 ドイル・アーサー・コナン『臨時急行列車の紛失』より引用
  • その前を通ると、六十半ばほどに見えるおばちゃんから声をかけられた。 高野敦志『漁火』より引用
  • これは、私が二十三歳の四月の半ば過ぎの、できごとであったのである。 佐藤垢石『みやこ鳥』より引用
  • 半ば笑いながら火傷の話をしていたみんなの様子が急に沈んで行った。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • その話なかばに、少女は何か用事ができて、学生を残したまま出ていった。 海野十三『恐怖の口笛』より引用
  • 十余年前の一月半ばのある寒い日の夕方、私はここへ行ったことがある。 橘外男『生不動』より引用
  • それは半ば私に聞かせるためであり、半ば彼女に聞かせるためである。 岸田国士『アトリエの印象』より引用
  • もちろんこうなれば事はすでに半ばはうまくいったようなものです。 原田義人『審判』より引用
  • 代助はなかば夢中で其所そこへ腰を掛けたなり、ひたひを手でおさえて、かたくなつた。 夏目漱石『それから』より引用
  • 半ば上の空でいううちに、小県のまたながめていたのは、その次の絵馬で。 泉鏡花『神鷺之巻』より引用
  • 代助は半ば夢中で其所へ腰を掛けたなり、額を手で抑えて、固くなった。 夏目漱石『それから』より引用
  • そこには洋館の入口の扉を半ば開けて島田髷しまだまげの女が半身はんしんあらわしていた。 田中貢太郎『港の妖婦』より引用
  • しかしこの現象の発見によって原子爆弾が半ば出来たのではない。 中谷宇吉郎『原子爆弾雑話』より引用
  • それゆえ私は半ば人に半ば自分に弁疏しなくては気になるのである。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • そこで、この世の苦労に徹骨した大人は教えていう、九十里に半ばすと。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 父は母がもはや半ば廃人であることをさへ忘れてしまつたらしかつた。 神西清『母たち』より引用
  • もうこの世の命数も二三日に迫っているという九月半ばの夜であった。 鷹野つぎ『草藪』より引用
  • 追って来るのは本職の刑事で半ばは二十台の血気盛んな屈強な男である。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • つまり出作りという生産形態は、貨幣経済から半ば独立していたのだ。 松平維秋『松平維秋の仕事』より引用
  • と半信半疑で立寄つて見たのだが、入口の戸は半ば開けはなたれてゐた。 島木健作『黎明』より引用
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