千載一遇の機会

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  • まだ体の節々にだるさが残り、頭の芯がぼうっとする感覚も抜けきらなかったが、千載一遇の機会を無駄にするなと命じる声が、大湊に徹夜でまとめた文書の確認を続けさせた。 福井晴敏『終戦のローレライ(下)』より引用
  • しかしこのような事情が世間に伝わることはなく、かえって長州対薩摩の藩閥抗争であるかのように見られた側面があり、これを千載一遇の機会として反山縣派がその追い落としを計るという構図になった。
  • それまでヤコヴレフ設計局ではAIRシリーズやそこから生まれたUT-1やUT-2などの軽量飛行機の開発に成功してきたが、かねてより戦闘機の開発に強い関心を持っていたアレクサーンドル・セルゲーエヴィチ・ヤーコヴレフは、この千載一遇の機会にそれまでのものとは一線を画する新型戦闘機を生み出そうと努力した。
  • 葛城の白専女、それを産むべき血脈けちみやくの女が、外に出た血のものに犯された、血の濁りが入り込んだそのときこそ、これまで積み重なってきた女たちの、恨みが形をなす千載一遇の機会であったのじゃ。 五代ゆう『晴明鬼伝』より引用
  • それでも、彼らは千載一遇の機会に賭けた。 奈須きのこ『Fate/stay night セイバー Fate TrueEnd 夢の続き』より引用
  • 帆村たち十名が本艇へたどりついて、テッド隊長に報告をはじめ、それがまだおわらないうちに、とつぜん千載一遇せんざいいちぐうの機会がやってきた。 海野十三『怪星ガン』より引用
  • 仮に病勢が次第につのつて、言わば、あなたの周囲からそれが絶望とみられるようになり、あなたの存在が、その周囲にとつてむしろ重荷であり、不必要でさえあるという状態が来るとすれば、それは、僕にとつて、まさに、乗ずべき機会、千載一遇の機会だと思うのです。 岸田国士『光は影を』より引用
  • 千載一遇の機会だった。 高橋克彦『火城』より引用
  • ここまできてしまったからには、千載一遇せんざいいちぐうの機会じゃから、老いぼれの、体のきかぬ、震えて、目も見えぬこのわしが、ひとりで祖先伝来の仇に立ち向ってやるわい! メーテルリンク/鈴木豊訳『青い鳥』より引用
  • せっかくフルトヴェングラーのその『ドン・ジョヴァンニ』にふれるという千載一遇の機会を与えられながら、そうしてまた、私は感激したのもはっきり覚えているのだが、さて、その演奏の具体的なこととなると、どうもはっきり想い出せないのである。 吉田秀和『世界の指揮者』より引用
  • 用心深いその動きを見れば、一挙に三杯の敵潜を葬る千載一遇の機会を、もういちど作り出せる自信は絹見にもなかった。 福井晴敏『終戦のローレライ(下)』より引用
  • 常山は景勝を『大人気おとなげ』ある大将としてたたえているが、兼続にすれば千載一遇の機会を逸した無念さに切歯扼腕せっしやくわんしたことだろう。 隆慶一郎『一夢庵風流記』より引用
  • この千載一遇の機会を逸すばかりか、ひざまずいて、彼の陣前に国土をささげ恥を百世にのこすも是非なしと断じるなどは、まことに言語道断な臆病沙汰というほかはない。 吉川英治『三国志』より引用
  • 千載一遇せんざいいちぐうの機会だ。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 君を乗せる舟』より引用