十七軍参謀長
7 の例文
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海軍側が宮崎参謀長の残留を要望したのは、作戦予定にのぼっているポートモレスビー作戦の困難な問題について、協議する相手として宮崎参謀長を必要とするということであった。十七軍参謀長がガダルカナルに渡る必要を感じたのは、航空偵察写真によると、敵飛行場南側面の防備が強化されているのが判然としているので、陣地攻撃準備にあたって、その点を十分考慮したいからであった。確かに、飛行場南側面は、川口支隊の攻撃のときよりもはるかに強化されていたのである。
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十二月九日、十七軍参謀長から第八方面軍参謀長に宛てた電報に、補給輸送の努力と実績との懸隔が数字によって示された部分がある。
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いまは第二師団である。この師団、二見十七軍参謀長には、幕僚、各部長等が充実していて頼もしい感じを与えたらしいが、辻大本営派遣参謀による評価はひどく低い。第二師団はジャワ攻略の基幹兵団だが、辻はこう書いている。
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第三戦隊はその夜の会敵の公算大として警戒しつつ進んだが、敵機に発見されることもなく、マライタ島とラモス島との間を通過してサボ島北方に進出した。一方、陸軍砲による飛行場砲撃は、マタニカウ川右岸砲兵陣地を敵に奪われて以来、困難視されていたが、十二日、午後二時三十五分、十七軍参謀長は次のような電報を打っている。「陸軍ハ十三日日没ヨリ十五糎砲二門ヲ以テ飛行場制圧射撃ヲ実行」 そうかと思うと、十二日午後三時三十分、在ガ島島田十一航艦参謀は、次のように報告している。
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二十二日夕刻某時までに攻撃発起地点に全軍勢揃い出来るという確算が立たないから、その直前まで艦砲射撃をもって乱打するという最も強力有効な攻撃手段を採用出来なかったのである。前後するが、前日十七日に、ラバウルに在る十七軍参謀長は、海軍南東方面部隊指揮官草鹿中将との間に、ガダルカナル飛行場占領時の空地規約信号を協定していた。着陸支障なしとか、占領せるも未だ着陸不能とか、飛行場内で戦闘中とか、味方第一線の表示とか、飛行機からの対地射撃要求とかの規約信号である。
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第三十八師団主力の輸送はガ島戦全局を通じての重大な節をなすものであったから、あとで詳しく観ることとして、三十八師団につづいて後続投入を予定されていた兵団について先に簡単に触れておく。前に、大本営の服部作戦課長がガ島へ赴いた際に、十七軍参謀長以下と凝議して増加投入を決めた独立混成第二十一旅団は、輸送船四隻で十月二十一日サイゴンを出発、十一月五日大宮島入泊、十一月八日ラバウルに向った。十一月十六日、パラオ付近で『ぼすとん』丸が雷撃されて沈没、乗船部隊四九九名は救助されたが、二二八名が行方不明となった。
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