匕首

全て 名詞
1,086 の用例 (0.01 秒)
  • 匕首のしまってある場所を知ってるのは、若御主人とお内儀の二人だけ。 野村胡堂『銭形平次捕物控 03』より引用
  • 二人とも匕首を使っていたが、吉次の動きの方が男よりも一瞬速かった。 藤沢周平『よろずや平四郎活人剣(上)』より引用
  • と自問すると、四郎は匕首あいくちを胸もとにつきつけられたような気分がした。 中村彰彦『侍たちの海 小説 伊東祐亨』より引用
  • その一語には、少なくとも匕首あいくちくらいの心理的効果があるからなんです。 小栗虫太郎『黒死館殺人事件』より引用
  • 彼らにしてみれば、喉元に匕首あいくちを突きつけられたような思いがしたろう。 山田正紀『火神(アグニ)を盗め』より引用
  • 匕首あいくちを構えている者もいれば、脇差らしいものをふりかざした男もいた。 藤沢周平『よろずや平四郎活人剣(上)』より引用
  • 何か変な動きでもしたら、私の匕首がたちどころにおまえの背中に飛ぶ。 フーリック/大室幹雄訳『中国迷路殺人事件』より引用
  • ちょっと考えていたが、立ち上がって、匕首を腹巻から袖に移し変えた。 フーリック/大室幹雄訳『中国迷路殺人事件』より引用
  • 匕首の刃と自分の右手のひらに、多くはないが確かに血がついている。 宮部みゆき『かまいたち』より引用
  • その左の胸に血だらけになった白鞘しらざや匕首あいくちが一本、深々と刺さっている。 夢野久作『継子』より引用
  • ほかの二人も同時に匕首を抜き、三方からじりっと間合いをつめてくる。 樋口有介『船宿たき川捕物暦』より引用
  • Z海岸で匕首を刺された少女の身許が解らなかったのも無理はなかった。 蘭郁二郎『鱗粉』より引用
  • 助手席の男が匕首の刃を立てたので、痛みよりも恐怖で絶叫しそうになった。 阿部牧郎『誘惑魔』より引用
  • 胡麻竹の葉の上に霜がおりたか、風に翻るたびそれが匕首のように光る。 久生十蘭『魔都』より引用
  • 善九郎の顔はまだ薄笑いを刻んでいるが、手はもう匕首あいくちを握っている。 藤沢周平『又蔵の火』より引用
  • 源三郎は匕首を振り廻すのであったが、しかし誰一人相手にしない。 国枝史郎『前記天満焼』より引用
  • 匕首の先を五分背中にくいこませただけで、ぴたりととめたのである。 隆慶一郎『一夢庵風流記』より引用
  • ほとんど柄ばかりと見える匕首にも、なお若干の有効部分が残されていたと見える。 山田風太郎『姦の忍法帖』より引用
  • 数ヶ月前やっと議会を開いた日本に、これは無気味な匕首あいくちであった。 高田宏『言葉の海へ』より引用
  • 導かれる結論はそのとき匕首を持っていなかったということです。 鳥飼否宇『中空』より引用
  • 次へ »