勧善懲悪的

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  • のちの平成仮面ライダーシリーズに比べると、勧善懲悪的と言われる。
  • どの国で書かれた本にしろ多くの物語風の書物の中には、善玉、悪玉があってそれが勧善懲悪的な筋で終りを結ばれている。 宮本百合子『マクシム・ゴーリキイの伝記』より引用
  • これらの作品は、それまでの勧善懲悪的な物語に対して、明朗で人間味溢れる人物像が大衆の人気を集めた。
  • だから儒者の間に、また為政者の側から勧善懲悪的な文学観がでてきて、これを強制するにいたったことは、時代の必然であった。 唐木順三『無用者の系譜』より引用
  • 収録短編集の表題作とされ、桂自身が「最も気に入っている作品の一つ」として公言している作品ではあったが、勧善懲悪的な物が求められる当時の少年誌の編集部にとっては非常に受けの悪い作品であった。
  • プロレスの古くからのストーリー展開である勧善懲悪的な考えから、悪役を前面に押し出し過ぎないようにするためである。
  • 白話小説として最も早期のものとして唐代の変文があり、宋代には口語を用い、娯楽的、勧善懲悪的な内容の説話が作られるようになった。
  • 戦後になると、研究者の間では判官贔屓で記述することは減り、作家や読者も旧来の一面的な勧善懲悪的な観点では飽き足らなくなる。
  • 対して学海は、儒学の勧善懲悪的文学観から抜けきらなかった。 白石良夫『最後の江戸留守居役』より引用
  • 中村幸彦氏は江戸時代の儒者の文学観を時代によって勧善懲悪的、人情論的、風雅論的、清新論的の四つの段階に分けている。 唐木順三『無用者の系譜』より引用
  • この中篇は、サドの他の大作とは違って、普通の風俗小説的な額縁の中にストーリイを収めてあるから、結末の勧善懲悪的なところは取ってつけた感じもするが、自分の思想に対する作者の自信が、特に「悲劇的」に小説を構成するために、こうした結末を用意したものであろう。 福永武彦『第五随筆集 書物の心』より引用
  • シェイクスピアの子供の頃は旅役者が巡業して来て組合役所ギルドホールの構内で幼稚な勧善懲悪的な寓意劇や史劇を上演し、少年シェイクスピアもそれを見物に行ったといわれている。 野上豊一郎『シェイクスピアの郷里』より引用
  • これらの毒婦ものの主人公はいずれも明治十年前後に数奇な生涯を終って居り、その伝記におのずから明治初期の世相が現われているところに、新しい草双紙の素材として適切な所以があったと思われますが、作者のこれらニュース・ストオリイを扱う態度は、ただ勧善懲悪的の立場から、事件の推移を表面的に叙述するだけでした。 中村光夫『明治文学史』より引用
  • 天保の改革で為永春水が1843年に筆を絶ったあと、勧善懲悪的な人情本を書き、人情本末期の代表的作者となった。
  • そもそも、「ショコラの魔法」シリーズは無差別に読者の恐怖感をあおり立てるというより、むしろ悪人を破滅させて善人に幸福を与える勧善懲悪的な要素の強いダーク・ファンタジーであり、純粋なホラー作品とは言いにくい所がある。
  • しかし、『わが青春のアルカディア』の興行不振で松本ブームの陰りが顕在化したため、テレビ化にあたっては説明台詞の多用や毎回ハッピーエンドとなる勧善懲悪的展開など、全体的に低年齢層と新規視聴者獲得を意識した演出がなされ、松本の漫画作品の作風とは幾分異なるものとなった。