勝手

全て 名詞
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  • あれもこれも書きたくて、筆が勝手に走りだしたやうな小説なのである。 坂口安吾『長篇小説時評』より引用
  • あなたの勝手にしなさいと言ふよりほかに手のつけやうはありませんよ。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
  • 上長官がよほどの人でない限りあまり勝手な事は許されないであろう。 寺田寅彦『学問の自由』より引用
  • ここに議員達が見た通り、法律運用の技術上の勝手が、準備されている。 戸坂潤『現代日本の思想対立』より引用
  • が、まず猫ほどではないにしろ、勝手の違う気だけは起ったはずである。 芥川竜之介『お時儀』より引用
  • お菊さんは勝手の出入口の前のテーブルにつけた椅子に腰をかけてゐた。 田中貢太郎『雨夜詞』より引用
  • 次郎たちを玄関の近くに待たして、二三人の青年が勝手の方にまわった。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • 印象も亦そういう理由から同じく勝手で気儘なものだと考えられている。 戸坂潤『思想としての文学』より引用
  • と言いながら、勝手を知った兄は自分から先に立って二階の座敷へ上った。 島崎藤村『新生』より引用
  • なる程それを概念と呼ばずに外の名を以て呼ぶことは勝手であるようである。 戸坂潤『空間概念の分析』より引用
  • 彼奴等の勝手にされていた委員会を我々のものにしなければならない。 小林多喜二『工場細胞』より引用
  • それなればというので僕は勝手知ったる議場の方へ行ってみることにした。 海野十三『深夜の市長』より引用
  • 近頃また電気の熱で勝手な形の瓶などを作る法が発明されたそうである。 寺田寅彦『話の種』より引用
  • 母親が勝手に作ったその家で、彼はちょうど五年間という時間を過ごした。 片岡義男『七月の水玉』より引用
  • 佳いと思ふのは勝手だが、それを真似られては、どうにもしやうがない。 岸田国士『横槍一本』より引用
  • 勝手の方からひよいと出て来た婆やらしいのが、すぐに奥へ知らせた。 小寺菊子『念仏の家』より引用
  • あたし達ばかり勝手なことを云って飲んでいちゃあ、それこそ失礼だわ。 岡本綺堂『影』より引用
  • 女中の話ぢやわからないなんて、自分で勝手にきめてるからをかしいわ。 岸田国士『富士はおまけ(ラヂオ・ドラマ)』より引用
  • 嫂や節子は勝手の方から通って来てその仏壇の側を往ったり来たりした。 島崎藤村『新生』より引用
  • 不慣な彼女が勝手で働いている間に、奥の方の庭までも掃除を済ました。 島崎藤村『家』より引用
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