動物記
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16 の例文
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コンラート・ゲスナーの『動物記』によればザクセン州に生息していたとされる。
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決してそんな生やさしいものではなく、雄々しい狼のように一つの足にはワナを引きずっても行こうとした地点へ行ったということなのね。シートンの「動物記」にロボーというメキシコの荒野の狼王の観察があります。すごく智慧が発達していて、どんな毒薬もワナもロボーをとらえません。
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著者が動物の面白さに身をうちこんでいる、その愛と面白さとが直接の共感となって私たちの心に流れ入って来るのである。日本でも、土俗的な話の中には動物がどっさり登場して来るし、私たちがおばあさんからじかに聞いた話にも、猿や狼の物語があったのに、「動物記」のような本はないというのはどういうわけなのだろう。ハドソンが書いた「ラプラタの博物学者」のような観察の本がないのは何故だろうか?
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死んだとき、文庫本の『シートンの動物記』がボロボロになってポケットにはいっとった。
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やがてジターノは、やはり不用になったカールの老馬にまたがって、大山脈の中に姿を消してしまう。シートンの『動物記』を読んで私たちがいちばんやりきれなく感じるのは若い頃王者として動物界に君臨した強い野獣が、老いて野たれ死にするありさまにぶつかるときである。この物語も、生物が老いて死への道をたどるこの世の悲しみをしみじみと描き出しているが、これも人生の現実にたいする一つのイニシエーションと受けとってよかろう、なお、ここでいう「大山脈」とは、サリーナス・ヴァレーの西側にきびしくそびえ立つサンタ・ルーシア山脈であることを付記しておく。
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シートンの「動物記」は、熊や鹿やその他の生きものの何ともいえない面白さから、その面白さにつれて我知らずその生活を観察してゆく、その過程を大切なところとして読まれなければならない本であろう。特に、少年少女が、シートンの「動物記」に感興を動かしたら、心ある大人はそれを機会に、子供たちが何でも面白く思えた物事について根気よく観察してゆく、その面白さとでもいうものを目醒まさせてやるといいと思う。よい観察者であるということからこそ人類は進歩して来ているのだし、近頃しきりにいわれる科学の精神の具体的なよりどころも、つまりはここにかかっているのだと思われる。
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一男あり、三歳です。私はこの人たちのつみのない幸福が、こうして破られたことにつき、又、娘の幸福を、万全つくして守ろうと努力して、より大きい力にその計画を挫かれた父親の心を深く同情して、通知を貰ったとき手紙をかき、お盆には娘さんにシートンの『動物記』をあげました。本当は、シューマンの詩人の恋というリード集のレコードがあってね、その歌曲を聴いていると、シューマンという人を通して、生粋の男の真の優しさ、情愛、愛着が身に沁みとおって感じられ、暖い暖い勇気を覚えます。
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内山は1937年6月から1938年12月にかけて、単行本『動物記』全6巻を白揚社から刊行する。「動物記」という題名は、単行本の出版元である白揚社を経営する中村徳二郎が付けた。内山は「動物物語」だけではなく研究者、ボーイスカウト運動家としてのシートンをも日本に広めたかったため、これに反対したが叶わなかった。
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そして、今日かあるいは明日科学の常識がそこまで成長したということのかげにこそファーブルの努力の意味が生きているというのは人類の知識の蓄積されてゆく上の何と感慨深い過程だろう。第十四話、毛生動物の話は、やはりアメリカの生んだ著名な野生動物観察者であったシートンの「動物記」の面白さを懐しく想起させずにはおかない。シートンの熊の生活の報告、狐の話その他何と鮮明に語られていることだろう。
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夫の四子吉は昭和天皇採集の貝類図鑑の挿絵を宮内庁から依頼されるなど、東京都の出版関係から発注が相次ぎ多忙となり、1951年東京都文京区高田老松町に転居。四子吉は生き物図鑑をはじめ、専門書や教科書、「ビアンキ動物記」「ファーブル昆虫記」の挿絵など、3万点超を制作している。マライーニが日本山岳会での講演を機に、同会の歴代会長で登山家の槇有恒、松方三郎の要請で入会。
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それまで日本人はほとんど誰もシートンについて知らなかった。内山は1937年6月から1938年12月にかけて、単行本『動物記』全6巻を白揚社から刊行する。「動物記」という題名は、単行本の出版元である白揚社を経営する中村徳二郎が付けた。
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また吉宗は、漢学者であった青木昆陽、野呂元丈らにオランダ語の学習を命じた。野呂元丈は、江戸参府中の長崎通詞の協力を得て、ヨンストンスの動物記から『阿蘭陀禽獣虫魚図和解』を、ドドネウスの本草書から『阿蘭陀本草和解』を抄訳した。青木昆陽はオランダ語の語学的な研究を行い、『和蘭話訳』『和蘭話訳後集』『和蘭文訳』『和蘭文字略孝』などを書いた。
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私は傘をさして出かけます。シートンの「動物記」をなぐさみによみます。スパルタの母のような女狐の話。
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草山万兎のペンネームで、児童文学、童話も多く書いている。代表作に『ゲラダヒヒの紋章』、『河合雅雄の動物記』、『河合雅雄のたまたまうっかり動物園』などがあるが、2018年夏には、94歳にして長編ファンタジー『ドエクル探検隊』を出版した。
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あとは六月下旬の小包が栄さんのところにたのんであってすこしおくれたので、もう、そちらについていることと思います。「動物記」のこと。ブランカの弱点は正確に云われて居ります。
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