動揺

全て 名詞
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  • このことは毎日文化賞そのものの社会的文化的意義の動揺を語っている。 宮本百合子『しかし昔にはかえらない』より引用
  • 悪い家であってもそんなことで私の愛が動揺するものでも何でもない。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • 宗藤の人たちも、両親も私の内面の動揺のことはもとより知らなかった。 倉田百三『光り合ういのち』より引用
  • これはとくに神経質な彼の気質が急に動揺したときの彼のくせであった。 ホーソン/刈田元司訳『スカーレット・レター(緋文字)』より引用
  • 静まりきった、しかし底深く動揺する海のような空気が全体を支配した。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • 半蔵はこんな内部の動揺しているところへ飛び込んで行ったのであった。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 彼の帰ったのは彼の家にどれだけの不愉快な動揺を与える結果になったか。 有島武郎『星座』より引用
  • 私はこの時ほど、友人が動揺させられているのを見たことはなかった。 三上於菟吉『空家の冒険』より引用
  • 顔に笑いの表情がうかんでいたが、眼にはあきらかに動揺の色があった。 吉村昭『法師蝉』より引用
  • 隣からはそんな少年の動揺などいっこうにかまわぬように声がつづいた。 栗本薫『グイン・サーガ 001 豹頭の仮面』より引用
  • けれどその胸にある現在の事実は不思議にも何等の動揺をも受けなかった。 田山花袋『蒲団』より引用
  • しかし一時のような激しい精神こころの動揺は次第に彼から離れて行った。 島崎藤村『新生』より引用
  • 不恰好ぶかっこうな低い屋根が地震でもあるかのように動揺しながら過ぎていく。 田山花袋『一兵卒』より引用
  • この意味で彼は、なんらの動揺もなしに前進することができたのである。 中山省三郎『カラマゾフの兄弟』より引用
  • 大地は地震のように動揺し、耳が痛くなるほどの爆発音が響きつづけた。 高木俊朗『全 滅』より引用
  • おちつきはらった返事をしたが、丹波たんば陽馬はやや動揺どうようした眼つきをした。 山田風太郎『秘戯書争奪』より引用
  • 少年が発見された事で、少しは動揺したに違いないと考えていたからである。 西村京太郎『歪んだ朝』より引用
  • 自分の心の動揺よりも先きにきたのは、それを視ている慶太郎の眼だった。 矢田津世子『女心拾遺』より引用
  • クレリアの動揺をこれさいわいと、急いで彼はてのひらに次々に文字を書いた。 スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(下)』より引用
  • 彼は彼女が汽車の動揺にうとうとしてるのだと思って、言葉をかけてみた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
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