勇士のよう

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  • 白皙はくせき明敏な中古代の勇士のような顔をしている参木さんきは、街を廻ってバンドまで帰って来た。 横光利一『上海』より引用
  • 彼には、水夫たちは紳士のように仕事をし、火夫たちは勇士のように火を焚いているように思われた。 ヴェルヌ/木村庄三郎訳『80日間世界一周』より引用
  • 大浦自身の言葉によれば、彼は必ずしも勇士のように、一死をしてかかったのではない。 芥川竜之介『保吉の手帳から』より引用
  • そこで恰も木馬に乗った勇士のようにすっすっと彼等の傍を突き進んで行った。 金史良『天馬』より引用
  • 木原は弾圧を潜り抜けたレジスタンスの勇士のような見方をされているのを知って苦笑した。 森村誠一『日蝕の断層』より引用
  • それを聞くと可哀そうなトムは勇士のようにかっと怒った。 スティーブンソン・ロバート・ルイス『宝島』より引用
  • 彼は一躍世間的に有名になって、凱旋の勇士のようにパリの市中を得々と闊歩したそうですが、やはり彼はこの事件で大きな損をしたようですね。 関容子『日本の鶯堀内大學聞書き』より引用
  • ところが、この頃では子供だ、かわいそうだと、ただ訳もなくかわいそうがるから、子供たちは昔の少年勇士のような、勇ましい働きを見せましょうと思っても、見せる時がないのだ。 海野十三『空襲警報』より引用
  • この一個無頼な悪党が、なにか神聖な勇士のように、喧伝けんでんされたのもやむを得ないことであったろう。 横溝正史『花髑髏』より引用
  • これを聞いておとなしいトムが、勇士のように激怒げきどした。 スティーヴンスン/田中西二郎訳『宝島』より引用
  • その前に、蟹寺博士が、まるで生き残りの勇士ゆうしのように只一人、凛然りんぜんとつっ立っていた。 海野十三『○○獣』より引用
  • 危うく真津下さんの切り倒した竹の下敷きになりかけたところ、戦場で弾をける歴戦の勇士のように華麗にかわしたのである。 森見登美彦『美女と竹林』より引用
  • ニコライは、その金を受け取るために、いやそれよりも、自分の巣にしばらく滞在するために、または昔の勇士のように、当面の活動にたいして力を蓄積する目的で、土を踏むために来たのだといった。 トルストイ/中村白葉訳『アンナ・カレーニナ(中)』より引用
  • かっとのぼせやすく、率直で、単純で、正直で、勇士のようにたくましいラズミーヒンが、酒が入っていたうえに、こういうものは一度も見たことがなかったのだから、一目でぼうっとなったのも無理はない。 ドストエフスキー/工藤精一郎訳『罪と罰』より引用
  • ようやくほどいた綱を、水はけのために手すりにあけた穴に結びつけ、その手すりの上に登って熱心に神に祈り、それから騎士道時代の勇士のように一瞬クレリアに思いを馳せた。 スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(下)』より引用