前途を嘱望

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  • もともと千蔵が最も前途を嘱望していたのはこの青年なのだ。 山田風太郎『忍法鞘飛脚』より引用
  • ところが、ひとり木村伊兵衛だけは、佐々木崑の前途を嘱望していた。 小堺昭三『カメラマンたちの昭和史(5)』より引用
  • この木本良作は近頃めきめき腕を上げて来た青年画家で、私はかねがねその前途を嘱望していた。 福永武彦『海市』より引用
  • 主人は、彼の前途を嘱望していた。 山田風太郎『忍法行雲抄』より引用
  • その後アメリカ合衆国に派遣されて、レブンワース砦で訓練を受ける中で軍事顧問から優秀な戦術家として見出され、有望な前途を嘱望されることとなった。
  • ラムジー氏は哲学者で、若い時代にはまわりから、大いにその前途を嘱望された俊才であったが、しかし結局大成するまでには至らず、よわいすでに六十に達している。 ウルフ/中村佐喜子訳『燈台へ』より引用
  • 松井は、前途を嘱望される逸材として、参謀本部への配属となり、一旦、フランスへと派遣された。
  • 敗れはしたものの高い評価を得て前途を嘱望されるが、1992年10月29日に佐竹雅昭にKO負け。
  • 大高は、K大工学部を首席で卒業し、N電機に入り、前途を嘱望されていた男です。 西村京太郎『愛と悲しみの墓標』より引用
  • 私は予想さえしているのだ、「帝国官報」は私の訃音ふいんを載せていたむだろう、前途を嘱望しょくぼうされた若き官吏が夭逝ようせいした、長く続いていた病によって、と。 フーリック/大室幹雄訳『中国湖水殺人事件』より引用
  • そう、その時分まだ二十三、四でしたろう、ちょっと、前途を嘱望しよくぼうされていた役者でしたが、これが当時、倭文子とひとしきりうわさが高かったのです。 横溝正史『血蝙蝠』より引用
  • その男は辺見東作といって、かつてある高名な洋画家に師事して、いちおう前途を嘱望しょくぼうされていたそうだが、数年前恩師の絵を偽作して、破門されたという札つきの人物である。 横溝正史『支那扇の女 他一篇』より引用