前途の多難

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  • それは何か私にはあの方の前途の多難なことを予感させるようでならなかった。 堀辰雄『楡の家』より引用
  • リタは前途の多難さを想像しかけて、それを大急ぎで頭から追いだした。 森瑤子『望郷』より引用
  • 現実主義者の井上は高橋の前途の多難さを予想する。
  • 何か、二人の前途の多難さを思わせるような、悪天候だった。 三浦綾子『塩狩峠 道ありき』より引用
  • 前途の多難を予想しつつ、ジュスランは藩王に敬礼して退出した。 田中芳樹『タイタニア3 旋風篇』より引用
  • 学校教育に無経験な私たちの事業は、みずから法外な冒険を敢てするものであることを思い、前途の多難を覚悟しています。 与謝野晶子『文化学院の設立について』より引用
  • 今まで漠然と感じていたにすぎない前途の多難さを、強く意識し、冴子は息が苦しくなった。 深谷忠記『房総・武蔵野殺人ライン』より引用
  • 二人の前途の多難さを思わせるような悪天候だったが、ふと見上げると、雲のきれまから明るい日が射しこんでいた。 三浦綾子『塩狩峠 道ありき』より引用
  • 自分でも、前途の多難は覚悟しているが、これから先とても、ぶつけて来る困難にベソをかく日があろうとは思わない。 吉川英治『新書太閤記(二)』より引用
  • 犯人に対する理不尽な怒りすら覚えつつ、俺の捜 査は前途の多難さを感じさせつつ始まった。 奈須きのこ『歌月十夜 44 直死館殺人事件』より引用
  • 黙って歩いているだけでも、身体中に充ち足りた充実感があったし、かと思うと、逆に二人の前途の多難さを思い出してふさぎ込んだ。 平岩弓枝『旅路(上)』より引用
  • 前途の多難を思って、息の根の止まりそうなこともあった。 上林暁/坪内祐三編『禁酒宣言 ―上林暁・酒場小説集』より引用
  • そんなことを考えていると、龍太郎は、ますます、自分の前途の多難さを、痛感しないではいられなかった。 源氏鶏太『天上大風』より引用
  • 龍太郎は、前途の多難について、今更のように、思いをあらたにせずには、いられなかった。 源氏鶏太『天上大風』より引用
  • 娘と泣く泣く別れるはずのベルガラスは、新婚夫婦にちょっかいを出してはポルガラを悩ませ、普通の女性に戻るはずのポルガラは、エランド少年の不思議な能力を目にして、前途の多難さにため息をつき、ガリオンとセ・ネドラは早くも夫婦喧嘩をして子供は作らないと宣言するなど、あいかわらず賑やかです。 エディングス『ベルガリアード物語5 勝負の終り』より引用
  • そういう世界の屋台骨を揺さぶるような国際的な地殻変動の不気味な余震は、翌四十八年に入っても、元旦から揺れやまず、前途の多難を占う不吉な前兆があった。 佐々淳行『謎の独裁者・金正日 テポドン・諜報・テロ・拉致』より引用