前途に希望

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  • その目には明らかに前途に希望を見いだした様子が浮かんでいた。 楡周平『マリア・プロジェクト』より引用
  • 前途に希望の光が薄らぐと共に、自ら背後の影を顧みるは人の常情である。 松本清張『過ぎゆく日暦』より引用
  • 兄の方は呼吸器などをわずらって、いよいよ前途ぜんとに希望をなくしていたようですね。 高木彬光『首を買う女』より引用
  • ほんの一瞬ではあるが、ガリオンはこの無鉄砲な友人の前途に希望を見たような気がした。 エディングス『ベルガリアード物語4 魔術師の城塞』より引用
  • この泣くに泣けないエピソードのあと、やっと前途に希望の光がさしこんだ。 ジェイムズ・ブリッシュ『03 地球上陸命令』より引用
  • しかし、彼自身はまだ前途に希望を残していた。 北杜夫『楡家の人びと (下)』より引用
  • 義景にも前途に希望がもて、安心感があり、その安心感の上にあぐらをかいていられた。 桑田忠親『明智光秀』より引用
  • 前途に希望のかけらもなく、人びとはただ歩いて行く。 陳舜臣『秘本三国志 01 (一)』より引用
  • 思うに、根が楽天家だとはいうものの身にふりかかった不幸に気がめいってしまい、前途に希望のわずかな光すら見出すことができなくなったためだろう。 バローズ/佐藤高子訳『危機のペルシダー』より引用
  • 前途に希望はなく、家も職場も学校も憂鬱なるところであり、周りはすべて閉ざされていた。 後藤正治『リターンマッチ』より引用
  • 一般にそのころの人生論というのは、少年あるいは青年の前途に希望を与えるというような意味合いをもっておったわけです。 湯川秀樹『この地球に生れあわせて』より引用
  • これを発表するのは、新しい東京の前途に希望を持つ人々に対して、あまりに残忍な仕打ちであるばかりでない。 夢野久作『街頭から見た新東京の裏面』より引用
  • 前途に希望がみえたので、私は一所懸命に、それこそ昼夜兼行で、原稿を書いた。 岸田国士『外遊熱』より引用
  • 前途に希望の光が薄らぐとともに、みずから背後の影をかえりみるは人の常情である。 森鴎外『なかじきり』より引用
  • 活動の場が変わった上、はじめて前途に希望がわいてきたこともあって、わたしのあらゆる能力が目をさまし、色めき立っているように思われた。 シャーロット・ブロンテ/大井浩二訳『ジェイン・エア(上)』より引用
  • これによって彼は恥ずかしからぬ生活を送れるし、才能次第では前途に希望もかけられると、法王に保証せよと命じたとあった。 カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第二巻』より引用
  • そんな気持が込み上げてくると、絶望に打ちひしがれた諒子の姿よりも、前途に希望を見いだした姿を記憶の中に残して置きたいと思った。 楡周平『マリア・プロジェクト』より引用
  • かれらはよろこび、前途に希望をもち、むろんのこと、信長の申し入れを一蹴いっしゅうした。 司馬遼太郎『国盗り物語』より引用
  • 大正八年、中国革命運動の前途に希望を失う。 豊田穣『革命家・北一輝』より引用
  • それは、D号室の入院患者の全てが、死を願っている、或いは前途に希望のない人ばかりということだ。 泡坂妻夫『死者の輪舞』より引用
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